《エリザベート》とスイスの旅 1996年8月17日の1
ユングフラウ

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 17日は7:24、ルツェルン発車。
 本日の目的は、ブラームスが滞在したことのあるトゥーンだが、折角ここまで来たので、ユングフラウに寄り道をしてみた。
 シャーロック・ホームズとモリアーティ教授が決闘をしたマイリンゲンを通る頃には標高も高くなって、汽車のスピードも遅くなる。
 汽車はブリエンツ湖に沿って走り、やがてインターラーケン・オストに到着した。
 インターラーケン・オストで乗り換え、グリンデルワルドへ向かう。

 
グリンデルワルド
 

 汽車にはどんどん人が乗り込んできて、満員となる。
 ツヴァイリュッチネンのあたりから、ヴェッターホルンが姿を現す。

 グリンデルワルドからはガイドブックに書いてあるように、ヴェッターホルンとアイガーがよく見える。
 僕はここでガイドブックの読み方が分かった。
 『ヴェッターホルンとアイガーがよく見える』ということは、ユングフラウとかメンヒが見えないということなんだね。

 ヴェッターホルンとアイガーしか見えないのではグリンデルワルドにいても仕方がない、ということですぐに汽車を乗り換え、クライネシャイデックに向かう。
 どんどん高度が上がり、アイガーの影になっていたメンヒやユングフラウが見えてくる。
 正午近くにクライネシャイデックに到着した。

 クライネシャイデックの景色は素晴らしい。
 ヴェッターホルンからアイガー、メンヒ、ユングフラウ、ブライトホルンまで、雲一つ無く見渡せる。
 ついでに寄っただけの僕のために、これほどまでの景色を見せていただき、申し訳がないようなものだ。
 午前中は太陽がアイガーからユングフラウの上にあり、どうしても写真が逆光になってしまう。

クライネシャイデックにて ラクレット

 僕はここでラクレットを見つけた。
 ラクレットはチーズを熱して、柔らかくなったところをすくって、じゃがいも等に付けて食べるもの。
 昨日のチーズフォンデュに続き本日のラクレットと、スイス料理も順調にこなしている。

 
ラウターブルンネン駅
 


 時間がないので、ユングフラウ・ヨッホはパス。
 帰りはグリンデルワルドの反対側、ラウターブルンネンの方に下りてみた。
 客車内はガラガラ。
 こちらの方がユングフラウ3山の景色がいいね。
 ラウターブルンネンが近づいてくると、シュタウプバッハの滝が見えてくる。

 13:30インターラーケン・オスト着。
 13:40インターラーケン・オストを出発し、トゥーンに向かう。
 インターラーケン・オストからはアルプスの山を見ることは出来ないが、インターラーケン・ウェストからは、ユングフラウが見えた。
 


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