《エリザベート》とスイスの旅 1996年8月17日の2
ブラームスケー(トゥーン)

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 13:40インターラーケン・オストを出発した列車は右手にトゥーン湖を見ながら走り、14:13トゥーンの街に到着した。
 駅前の案内所で、ブラームスハウスについて聞いてみる。
 「ブラームスハウスは無いが、彼はブラームスケー(Quai・河岸)のあたりに住んでいたのではないか」とのことだったので、ブラームスケーを目指す。

 ブラームスは1886年(53才)から3回の夏を、この街で過ごした。
 この滞在で、バイオリンソナタ第2番やチェロソナタ第2番が作曲されたが、最も大曲は《バイオリンとチェロのための二重協奏曲》であろう。

 途中で、アアレ川にかかった、古い、小屋のような橋を渡った。
 スイスの湖や川の水は、いずれも同じような、独特のエメラルドグリーンをしている。
 このアアレ川は、かなり水量も豊富で流れも速く、見飽きない。

アアレ川 ブラームス・ケー

 5分くらいでブラームスケーに到着。
 アアレ川がトゥーン湖から流れ出す近くの川岸だ。
 ブラームスに関連する史跡を見つけることは出来なかったが、かつて彼もこの道を散歩したのであろう。
 トゥーン湖の向こうにアルプスの山が見えるので、通りかかった人に聞いてみた。
 その山の名前はニーセン。
 ユングフラウは近くの山の影になってここからは見えないそうだ。
 念のために何人かの人に尋ねたが、答えは同じだった。
 むかし大作曲家が見た、山の名前に、またまたこだわる僕 (^_^;。


 次いで、旧市内を少し散策した。
 オーバーハウプトガッセは道が2段構造になっている。
 1階の屋根の上が2階の道になっているんだが、説明しにくいな。
 『百聞は一見に如かず』か。

 トゥーン城にも登ってみたが、窓が小さいので(昔の建物だから)、あまり見晴らしは良くない。
 近くの教会の庭からの方が、景色は良かった。
 ここからはユングフラウも見える。

 約1時間で市内観光終了。
 15:49の列車に乗り、ベルン乗り換えで、17:57チューリッヒに到着した。
 


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