ドイツ音楽紀行99(1) 1999年4月28日(水)
 ハンブルク I (ヴォツェック)

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 4月28日 9:40 関空発、フランクフルト経由で 17:45ハンブルク空港に到着。
 キャッシングマシーンで500マルク(3万5千円)を引き出し、バスで中央駅に向かう。
 窓の外には並木道が続いていて、桜の花が散りかけている。
 途中でバスを停めて、運転手が料金(8.50マルク・600円)を集め始めたのには驚いた (@o@)。

 ハンブルク中央駅裏のキルヒェンアレーにはホテルやレストランがずらーっと並んでいる。
 予約してあったホテルのグラーフ・モルトケは、キルヒェンアレーから少し入ったところにあるヨーロッパスタイルの古いホテルで、設備は悪い。
 中央駅から近くて値段が安い(1万円くらい)ところが取り柄であろうか。

 さっそくチェックインを済ませて、オペラハウスに向かう。
 地下鉄の掲示は終点の駅しか書かれていない。
 次の駅が書かれていないので、どちらの方向に行くのかすごく分かりにくい。

 オペラハウスに着いたのは7時10分。
 ハンブルク・オペラハウスは新しい建物だ。
 チケットオフィスはオペラハウス左側の通りを少し入ったところにあった。
 バルコン(3階)の4列目(最後列)で75マルク(5200円くらい)。  空席あり。

  《ヴォツェック》 ハンブルク・オペラハウス
    1999年4月28日(水)7:30PM

        指揮:インゴ・メツマッハー
        演出:ペーター・コンヴィチュニー
    ヴォツェック:ボー・スコウフス
       マリー:アンジェラ・デノケ
       鼓手長:ヤン・ブリンクホフ
    マーガレット:レナーテ・シュピングラー
    アンドレアス:ユルゲン・ザッハー
        大尉:クリス・メリット
        医師:フローデ・オルセン

  《ヴォツェック》を見るのはウィーン国立歌劇場来日公演に続いて2回目。
 舞台は真っ白な壁で囲まれた空間で、小道具無し。
 男性はモーニング姿、女性は黒いドレス。
 天井からお札がドサドサ何度も降ってきて、それを口の中や股間にねじ込んでいたね。
 床からお金を持った男性が10人くらい生えてきて、手にした札束を振りながら回る場面もあった。

 このプロダクションではマリー役のデノケが脱いだ。
 彼女が脱いだのは開演後30分。突然黒いドレスの前をはだけたのね (@o@)。
 それは一瞬の出来事だったが、オペラグラスで観察したところでは (^_^;、あれは確かに何も着けていなかったような気がする。
 彼女はショートカットの金髪美人で(グレン・クロースに似てる?)、スタイルも良かったね。

 その次のシーンではスコウフスもトランクス一枚となった。
 胸毛が少々あり、髪は薄い。
 スコウフスのヴォツェックは時々痙攣したり奇妙な笑い方をしたりして、頭がおかしいキャラクターとして演じられているので、スコウフスファンにはお勧めできないかも (^_^;。

 こんなところかな。
 ペーター・コンヴィチュニーはドイツで人気の演出家だそうだが、まったく気に入らない。
 演出の意味を考えるより、馬鹿馬鹿しさにあきれ果ててしまった。
 プログラムの表紙は100マルク札に火を付けているところだから、お金をテーマにしているのだろうか?
 しかし、演出家の独りよがりは止めてくれ、もっと作品を大事にしてくれ、というのが僕の気持ちだ。

 メツマッハー指揮するところのオーケストラはレベルが高いと思った。
 オケにもコーラスにも東洋系の人(中国・韓国系の名前)が多かった。

 カーテンコールは主役の二人と指揮者にブラヴォーが飛んでいた。
 彼らはこんなプロダクションが本当に気に入っているのだろうか?
 演奏家には罪は無いということなのであろうか?
 上演途中で席を立った観客が10人くらいいた。

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