ブダペスト紀行(4) 03.12.29(月)
マーチャーシュ教会 & 漁夫の砦

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◇マーチャーシュ教会

 マーチャーシュ教会は13世紀の半ばにベーラ4世によって建てられた、ブダペストのシンボルとも言うべき教会です。
 1541年にトルコに占領されると教会はモスクに改装されたそうで、確かに内装はイスラム風でした。

 僕にとって重要なのは、この教会で1867年6月8日にフランツ・ヨーゼフとエリザベートのハンガリー国王としての戴冠式が行われたこと。
 今回のブダペスト紀行は「后妃エリザベートの旅」ですからね。
 かつて彼女が立った場所に自分がいられることは、この上ない幸せです (^_^)。

マーチャーシュ教会 その内部。 ここでフランツ・ヨーゼフと
エリザベートの戴冠式が行われた イスラム風の内部とパイプオルガン


 この戴冠式で、リストは《戴冠ミサ曲》を作曲し、自ら指揮をしたそうです。
 ウィーンで見るミュージカル《エリザベート》では「キッチュ!」が歌われる場面になります。

 教会の中には早朝だというのに3組の日本人ツアーがいて、驚きました。
 9時から開いている観光施設はここだけなので、時間を有効利用しようとすると、こうなってしまうんですね。
 カッサで夜のコンサート、《メサイヤ》のチケットを買っておきました。

 マーチャーシュ教会から外へ出れば、目の前に「漁夫の砦」があります。
 ドナウ川とペストの展望台で、国会議事堂が目の前に見えます。
 足元がツルツル滑るので「滑りやすい大理石だな」とよくよく見れば、雪が凍っていたんですね。

マーチャーシュ教会から見た漁夫の砦 大理石が凍って、滑りやすい
ペスト側を眺める。 中央が国会議事堂 振り返ればマーチャーシュ教会

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