ウィーン紀行(10) 03.12.31(水)
ブラームス最後の家・ウィーン工科大学

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◇ ブラームス最後の家・ウィーン工科大学

 1871年、ブラームス(38歳)はカールスガッセ4番地のアパートの4階に居を構えました。
 そして、1897年4月4日、ブラームスはこの家で息を引き取りました(63歳)。

 ブラームスが25年に渡り住んでいたアパートは、ウィーン工科大学拡張のため、1907年に取り壊されてしまいました。
 何という酷いことをするのでしょう。
 ブラームスと工科大学では、、ブラームスの方が大事に決まっているではありませんか。
 何度も言いますが、ウィーンの人はよそ者のブラームスに冷たいような印象を受けます。

 彼が使っていた家具などがハイドン記念館にあるブラームス記念室に間借りしていることは、先に書いたとおりです。

カール教会正面から右手を見ると → 正面の建物と工科大学の間の道を行くと
白い車に注目! 白い車の横の壁に
ブラームスの銘板 アップ
 
 ウィーン工科大学に向かって左側の道を入った壁に「ヨハネス・ブラームスが1872年1月1日から住み、1897年4月3日に亡くなった家がこの地に建っていた」という銘板があります。
 これはブラームス没後25年を記念して制作されたものだそうですが、申し訳程度ですね。

 これで本日の音楽史跡探訪はおしまい。
 昼にウィーンに到着し、雨の中を半日で、我ながらよく回ったものです (^_^)。
 ひとまずホテルにチェックインして、今夜の観劇はミュージカル《エリザベート》です。
 

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