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今回のウィーン旅行の目的は、ミュージカル《エリザベート》の観劇と、ブラームスの友人だった外科医ビルロートの史跡を巡ること、そしてこのHPのコンテンツを増やすこと。 特に手薄だったハイドンとシューベルト関係ですね。 ということで、雨の中をタクシーに乗って走り回ります。 今までの「音楽紀行」の教科書は、福原信夫さんの「ヨーロッパ音楽旅行案内」(音楽之友社)だったんですが、今回の教科書は長島喜一郎さんの「音楽ファンのための・ウィーン完全ガイド」(ONTOMO MOOK・写真参照)。 その詳細に渡る内容は驚嘆すべきものです。 この本を作るためにどれほどの時間が費やされたのでしょう。 音楽史跡巡りマニアの僕としては、羨ましいばかりです。 さて、まずはウィーン西駅に近い「ハイドン記念館」。 この家はハイドンが最後に住んだ家で、《天地創造》《四季》などが作曲されました。 この記念館には「ブラームス記念室」があります。 ブラームスが住んでいたカールスガッセの家は、ウィーン工科大学の建て替え時に取り壊され、ブラームスの遺品は「ハイドン記念館」に間借りする型になっています。 どうも、ウィーンの人はプロシア人であったブラームスに冷たいような気がします。 壁に掛かった絵には当時のブラームスの部屋の様子が描かれています。 その絵の前にある立ち机は、この絵にも描かれており、この机でブラームスは作曲をしたのでしょう。
続きまして、マリアヒルフ教会の前に立つハイドン像。 マリアヒルファー通りはウィーンの繁華街で、クリスマスから新年にかけての屋台が並んでいます。 教会は修復作業中でした。
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