ウィーン紀行(25) 04.1.1(木)
ルドルフィーナーハウス (ビルロートシュトラッセ)

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◇  ルドルフィーナーハウス(ビルロートシュトラーセ)

 ヌスドルファーシュトラッセを真っ直ぐ行くと、道はそのままビルロートシュトラーセになります。
 ビルロートシュトラッセを進むと街並みもまばらになりますが、ビルロートシュトラッセの端近くにルドルフィーナーハウスが建っています。

 ルドルフィーナーハウスは、看護教育に熱心だったビルロートがルドルフ皇太子の協力を得て建てた、看護学校を持つ新しい病院です。
 ルドルフ皇太子はビルロートの良き理解者であり、皇太子がマイヤーリンクで自殺する3日前に最後に出席したドイツ公使のパーティーでも、親しげに語り合う二人の姿が見られたそうです。

ビルロートシュトラッセ ルドルフィーナーハウス


 病院に向かって歩いていくと、入り口手前の左側にビルロートの胸像が建っていました。
 ギリシャ彫刻風で、ヒポクラテスかと思いましたよ。

 ちょっと怖かったんですがドアを押して病院に入ると、受付のおじさんが僕に向かって「何か用か?」と訊いてくるんです。
 中学一年の英語を思い出し、「ぼ、僕はこの病院に興味があります」と答えると、おじさんは「何だビルロートか」とつぶやいて、あとは無視されました (^_^ゞ。
 ビルロートを訪ねてこの病院に来る人は多いようです。

↑ 像はここ  正面が入り口         ビルロートの像
勇気をふるって病院に入ると 受付のおじさんが‥‥
壁の立派なプレート ルドルフ皇太子


 ロビーの壁には立派なプレートがありまして、
 「テオドール・ビルロート この病院の創始者
 建設開始 1881年   完成   1894年
 
彼の精神は永久にこの病院に留まる 」 と書かれていました。
 

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