ウィーン紀行(29) 04.1.1(木)
フォルクスオパー 《こうもり》

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◇  フォルクスオパー

 フォルクスオパーはウィーンの中心街から離れた、夜になると人通りも少ない場所に建っています。
 赤と白の内装は、彫刻が金色に輝くオペラ座やアン・デア・ウィーン劇場に較べると質素なもので、舞台装置も書き割り(舞台セットにおいて、風景や建物が描かれた大きな板のこと)。
 「ウィーン・オペレッタの殿堂」にしては寂しく、極端に言えば場末の劇場という印象もありました。

フォルクスオパー ライトアップ
赤と白の内装 最上階から
この席で観劇 休憩時間のカフェ


        ウィーンフォルクスオパー 《こうもり》
          2004年1月1日(木)18:00

         指揮:ミヒャエル・トマシェック
         演出:ロベルト・ヘルツル

        アイゼンシュタイン:アドルフ・ダラポッツァ
       ロザリンデ(彼の妻):イザベラ・ラブダ
       アデーレ(彼の女中):ハイディ・ヴォルフ
    イーダ(アデーレの姉妹):ウルリケ・バイムポルト
    ドクター・ファルケ(公証人):マルクス・ヴェルバ
        アルフレード(歌手):シュテファン・カウンディ
     プリンス・オルロフスキー:アネリイ・ペエボ
    イヴァン(プリンスの家来):シュテファン・タンツァー
       フランク(刑務所長):ヨーゼフ・ルフテンシュタイナー
      フロッシュ(彼の部下):ヘルムート・ローナー

 この舞台はなかなか楽しいものでした。
 中でもオルロフスキーとその弁髪の家来(モンゴル風)イヴァンが迫力満点。
 ロザリンデは「チャルダッシュ」の最高音も決まっていました。
 フロッシュのウィーン訛りの長いセリフも受けていました。
 笑っていない人も多かったけれど、あれは観光客なんでしょうね。

 イーダはバレリーナなんですが、肥満体。
 これを上手く利用して、周りのバレリーナと合わなかったりぶつかったり、笑わせました。
 バレエの最前列は日本人(たぶん)の綺麗な人で、目立っていました。
 

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