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◇ フォルクスオパー フォルクスオパーはウィーンの中心街から離れた、夜になると人通りも少ない場所に建っています。 赤と白の内装は、彫刻が金色に輝くオペラ座やアン・デア・ウィーン劇場に較べると質素なもので、舞台装置も書き割り(舞台セットにおいて、風景や建物が描かれた大きな板のこと)。 「ウィーン・オペレッタの殿堂」にしては寂しく、極端に言えば場末の劇場という印象もありました。
ウィーンフォルクスオパー 《こうもり》 2004年1月1日(木)18:00 指揮:ミヒャエル・トマシェック 演出:ロベルト・ヘルツル アイゼンシュタイン:アドルフ・ダラポッツァ ロザリンデ(彼の妻):イザベラ・ラブダ アデーレ(彼の女中):ハイディ・ヴォルフ イーダ(アデーレの姉妹):ウルリケ・バイムポルト ドクター・ファルケ(公証人):マルクス・ヴェルバ アルフレード(歌手):シュテファン・カウンディ プリンス・オルロフスキー:アネリイ・ペエボ イヴァン(プリンスの家来):シュテファン・タンツァー フランク(刑務所長):ヨーゼフ・ルフテンシュタイナー フロッシュ(彼の部下):ヘルムート・ローナー この舞台はなかなか楽しいものでした。 中でもオルロフスキーとその弁髪の家来(モンゴル風)イヴァンが迫力満点。 ロザリンデは「チャルダッシュ」の最高音も決まっていました。 フロッシュのウィーン訛りの長いセリフも受けていました。 笑っていない人も多かったけれど、あれは観光客なんでしょうね。 イーダはバレリーナなんですが、肥満体。 これを上手く利用して、周りのバレリーナと合わなかったりぶつかったり、笑わせました。 バレエの最前列は日本人(たぶん)の綺麗な人で、目立っていました。 |