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僕は1990年にこのお城に来たことがある。 しかし、11月だったので「ヴィーナスの洞窟(ヴェーヌスグロッテ)」は閉まっていた。 ルキノ・ヴィスコンティの映画『ルートヴィヒ・神々の黄昏』を見た人なら、誰でもこの洞窟に行ってみたくなるだろう? で、今回の再チャレンジとなったわけだ。 お城の右側にグロッテへの坂道がある。
この洞窟のテーマは、ワーグナーのオペラ《タンホイザー》第一幕に出てくる、愛欲の都ヴェーヌスベルク。 ここで吟遊詩人タンホイザーは愛の女神ヴェーヌスと爛れた生活を送っているわけだ。
グロッテから出て周りを見回すと、林の中に屋根が見える。 僕が観察したところでは、これがグロッテの天井になるようだ。 憧れていたグロッテも、これでは「お化け屋敷」みたいなものだな (^_^;。 |