イタリアオペラ紀行 
17) マントヴァ そして旅の終わり 07年5月5日(土)

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 マントヴァはクレモナより大きい街のようでしたが、それでも駅前にタクシーはいませんでした。
 エルベ広場にはサンタンドレア教会が建っていました。

マントヴァ駅 エルベ広場のサンタンドレア教会


 マントヴァといえば、もちろんヴェルディのオペラ 《リゴレット》 の街です。
 街の中心であるソルデッロ広場には巨大なドゥカーレ宮殿が建ち、これがマントヴァ公爵の館でしょうか。

 マントヴァ公爵に仕える醜い道化師リゴレットは、美しく清純な娘ジルダを人目に付かないように隠し育てている。
 彼女が初めて愛した学生は、実はマントヴァ公爵だった。
 公爵の家来はジルダを誘拐し、公爵はジルダを宮殿で強姦する。
 愛する男性に強姦されたジルダは、父親リゴレットに「辱めを受けた」と訴える。
 娘の仇を取るためにリゴレットは殺し屋を雇うが、ジルダは自分を辱めた公爵の身代わりとなって殺される。

 感動的なストーリー‥‥ですかね?
 ヴェルディのオペラって、いつもストーリーがおかしくて、僕は付いて行けません。

ソルデッロ広場に 巨大なドゥカーレ宮殿


 ジルダが辱めを受けた部屋を探してみるかと宮殿に入りましたが、部屋は全部で500近くあるそうで、とても探せません。
 公開されている部屋は壁や天井に装飾が施され、大きなタペストリーが架けられ、その豪華さは驚くばかりですが、イタリア語が分からないので、何が何だか詳細不明です。

 広場の端にはリゴレットの家があり、宮殿から100メートルくらいでしょうか、多くの観光客が出入りしていました。
 インフォメーションになっているのかな?
 庭には有名なリゴレットの像が立っていましたが、雰囲気が良く出たものかと思いました。

観光客の出入りが多い リゴレットの家
庭には有名なリゴレット像 哀しみにあふれた表情
リゴレットの家から宮殿を見る マントヴァ名物らしい


 マントヴァはチロル独立戦争の英雄、アンドレアス・ホーファーがナポレオンにより処刑された街です。
 どうも近くにホーファーの埋葬された記念碑があったようですが、次の機会があれば訪ねてみたいと思います。

15:43マントヴァ発 17:40ミラノ・ランブラーテ着

 こうして予定が一つ一つ終わっていき、旅行も最後に近づいています。
 本日の夕食は昨日気に入った「ガレリア」で本場のピザとオレンジジュース。
 最後にスカラ座とドゥオーモに挨拶して、今回の旅の終わりです。

 その後、5月23日に行われたサッカーの欧州チャンピオンズリーグの決勝戦でACミランがリバプールを2−1で破り、4季ぶり7度目の欧州制覇を果たし、ドゥオーモ広場が歓喜する群衆であふれた映像が、世界中に放映されました。

レストラン「ガレリア」 アンチョビがしょっぱかった。
スカラ座とダ・ヴィンチ像 ドゥオーモ


 ホテルからリナーテ空港までは驚くほど近く、タクシーで15ユーロでした。

 10:25 ミラノ・リナーテ空港発  11:45 フランクフルト空港着
 14:30 フランクフルト空港発   08:55 中部国際空港着
 
 
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