ザルツブルク紀行 2007
22) ハイドン 《アルミーダ》 フェルゼンライトシューレ
サウンド・オブ・ミュージックを究める(9) 07年8月15日(水)

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 メンヒスベルクの岩山をくり抜いた「フェルゼンライトシューレ」は、映画『サウンド・オブ・ミュージック』の音楽祭会場となったホールです。
 フェルゼンライトシューレの意味はFelsen (岩壁)、Reitschule (馬術学校)、だそうです。

 『サウンド・オブ・ミュージック』が撮影された1965年には、このホールに側壁はあっても屋根はありませんでした。
 映画でも、劇場の上に青い空が見えています。
 この舞台の前に、1970年、屋根と1549席の座席を持つホールが建てられました。

 今でもオケピットの上はオープンエアです。
 この日はプラスチックの屋根が架けられていました。

入り口 フェルゼンライトシューレ


  ハイドン 《アルミーダ》 フェルゼンライトシューレ
   07年8月15日(水)7:30PM

 指揮:アイヴォール・ボルトン  演出:クリストフ・ロイ
     アルミーダ:アネッテ・ダッシュ
      リナルド:ミヒャエル・シャーデ
     ゼルミーラ:MOJCA・エルトマン(モイツァ・エルトマン)
 管弦楽:ザルツブルク・モーツアルティウム・オーケストラ

 このオペラは初見なのに、予習もせずの観劇です。
 舞台には巨大な薪藁が束ねられた物が置いてあるだけ。
 第一幕も第二幕も同じ装置で、舞台衣装は普段着。
 これでは、誰が何処で何をしているのか、ストーリーがほとんど分かりませんでした (^_^; 。

 ハイドン本人がこの舞台を見ても、喜ばないだろうと思いました。

 舞台の左手には急なスロープがあり(音楽の友10月号102P参照)、兵隊でしょうか、団体が突然現れ、全力疾走でスロープを駆け上がり、舞台奥に落ちていく。
 意味は不明でしたが面白くて、彼等が出てくるのが楽しみでした (^_^) 。

 キャストはゼルミーラ役のエルトマンが圧倒的に可愛かった。
 声も良いし、これからの活躍が楽しみです。
 ハンブルク出身の人のようですが、「MOJCA」って「モイカ」でいいんでしょうか?

 オペラが終わり、舞台と客席が明るくなると、岩山をくり抜いた96のアーチが見えてきました。

左手にスロープ、中央に巨大な薪藁 岩山をくり抜いた96のアーチ
 
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