前へ ホームページへ 紀行目次へ 次へ サウンド・オブ・ミュージック |
これだけ回っても、まだまだ時間が余っています。 ということで、25番のバスで終点まで行き、ウンタースベルク山(1853m)に登ることにしました。 今朝までは、自分がこの山に登るなどとは、考えてもいませんでした。
映画『サウンド・オブ・ミュージック』では、トラップ一家はこの山を越えてスイスに亡命した事になっているようです。 しかし、この山を越えると、そこにあるのはドイツのベルヒテスガーデンで、ヒトラーの別荘があるんですね (@o@)。 「パノラマツアー」で一番バカにされていたのがこの部分で、ガイド嬢が「地図を見て!」と言うだけで、お客さんは大笑い。 スイスなんて何百キロも先にあるんですから。 みんな知ってるんですね。 『永遠のサウンド・オブ・ミュージック』には、「ヒトラーの別荘を後にしたこの地を選んだのは見事な選択だと思う」と書かれているけれど、「ヒトラーの別荘を後に」したのならザルツブルクに逆戻りだ (^_^ゞ。 もちろん木之下さんは分かって書いている(と思う)んだけれどもね。 『永遠のサウンド・オブ・ミュージック』は、世界的写真家の木之下晃さんが何年もかけて映画の撮影地を探した記録で、このシーンが撮影されたのはロシュフェルドの峠だと判明したという事です。 しかし、木之下さんほどの人脈がある方なら、直接映画会社に問い合わせれば良かったのではないでしょうか? ジュリー・アンドリュースを始め、多くの関係者が生存しているのですから。 さて、山頂からは双耳峰が見えまして、ヴァッツマンかと思ったのですが、ツヴィーゼル(1782m) と ホッホシュタウフェン(1771)という二つの山でした。 この日は快晴に恵まれまして、遠くザルツカンマーグートの主峰ダッハシュタイン(2995m)まで見えていました。
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