野外オペラとオーストリアの旅(15)1993年8月14日
ベルヒテスガーデン(ヒトラーの別荘)
※イーグルズネスト,ウンタースベルク,ヴァッツマン

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 14日の午前はイーグルズ・ネスト・ツアーで、ベルヒテスガーデンにあるヒットラーの山荘( イーグルズ・ネスト、ケール・シュタイン・ハウス、鷲の巣) を訪れる。
 登山道路(Kehlsteinstrasse)の終点でバスを降りる。駐車場から山の上にケール・シュタイン・ハウスが見える。
 地下道の中(すごく寒い)を進むと岩山の中にエレベーター乗り場がある。
 金色の壁と鏡でキンキラキンのエレベーターは大きく豪華なものだが、一度にすごく沢山の人を乗せるのでロープが切れるのではないかと心配する。
 「運転手以外はヒットラーの時代のまま」という説明があった。
トンネル エレベータ


 エレベーターを降りるとそこはもうケール・シュタイン・ハウスの中。
 右の写真はムソリーニから送られたという暖炉の前だ。
 この山荘でヒットラーがムッソリーニと会ったり、エヴァ=ブラウンが滞在したり、いろいろな歴史的事件があったのだ、と思うと大変感慨深いものがある。




 建物から外に出ると、さすがヒットラーの山荘だけあって、ベルヒテスガーデナー・アルプスの山々が折り重なり、素晴らしい景色だ。
 ヴァッツマンの左に、翠色のケーニッヒ湖が小さく見える。


 また右の方にはウンタースベルグ(写真下)が見える。
 フランク王国のカール大帝は不死身で、この山深く臣下とともに眠っていて、『帝国の緊急時』、またカラスが山の頂を飛び回らなくなった時、再び目覚める、という伝説があるそうだが、大変立派な山容だ。



 ベルヒテスガーデンの町で昼食。
 ESPRESSOというスタンドで食べたSchweinhaxeというローストビーフみたいな料理は大変おいしかった
 町はずれの公園からは双耳峰のヴァッツマンがよく見えた。


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