コート・ダジュール紀行
2008年12月28日(日)〜30日(火)
1) はじめに

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 今年の冬休みは並びが良くて、12月28日(日)から1月4日(日)まで8連休。
 どうしても海外旅行に行かなくてはなりません。
 ということで、かねてより行きたかった、ミュージカル《エリザベート》『夜のボート』の舞台となった、コート・ダジュールにあるマルタン岬に行くことにしました。

 僕は映画祭のカンヌやF1グランプリのモナコなど、コート・ダジュールには興味がありませんでした。
 それでも、ミュージカルの舞台になったマルタン岬にはどうしても行ってみたいのが、ファン心理というものです (^_^ゞ。

ミュージカル《エリザベート》『夜のボート』

 スタジオ録音CDの解説によれば、1895年2月の澄んだ夜、岬の眺望が美しいホテルのテラス。
 下手からエリザベートが、上手からフランツ・ヨーゼフが登場し、近づきながら歌う。

 『王宮に戻っておいで、シシ。 我々はお互いのものだ。 私はいつもお前のことを思っている』
 『私たちは夜に漂う2つのボートのよう。 お互いがそれぞれの目的地を持ち、それぞれの荷物を持っている』

 マルタン岬はフランスとイタリアとの国境にあるマントンの近くにあり、地図で確認することは出来ます。
 しかし『地球の歩き方』やインターネットで「マルタン岬」を検索しても、出てくるのは「ロクブリュヌ・カップ・マルタン」という鷲の巣村ばかり。
 そんな狭苦しい村に皇帝一行が滞在したとは考えられません。

 それならば、彼らがどこに泊まり、どのような生活をしていたのか、自分で現地調査をするしかないではありませんか。
 しかし、僕はフランス語は100%分かりません。
 不安はいっぱいですが、「○○に行きたい」「タクシーに乗りたい」の2つのフランス語だけ教えてもらって、決死の『エリザベートの旅』です (^_^; 。

 マルタン岬には2日もあれば十分でしょうか。
 そこで残りの4日をどうするか、考えました。

 本当は《エリザベート》にも出てくるギリシャのコルフ島にあるアキレイオン荘に行きたいのですが、テレビで見るギリシャは政情不安らしく、火炎瓶も飛び交って本当に命が危なそう。
 残念ながら当分はコルフ島に行けそうもありません。

 結局、アルプスより北は寒そうなので、ローマに《トスカ》の舞台を訪ねることにしました。
 こちらも以前から訪ねてみたいと思っていました。
 ウィーンとは異なり、夜にオペラなどの予定はないのが残念です。

 《トスカ》だけだと半日で終わってしまいそうなので、『ローマの休日』のロケ地めぐりをプラスして、フィレンツェにも足を伸ばしてみました。
 そうしたらとても忙しくなりました (^_^ゞ。
 
 
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