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モンテカルロ歌劇場からタクシーに乗り、モナコ・ヴィル地区にある大公宮殿に向かいます。 この時期、大公宮殿の内部は公開されていませんが、宮殿の前には衛兵が立っていました。
王宮前のパレ広場から眺めるモナコの街は、まさに絶景でした。 さすがマリア・カラスとオナシスの街、ジャクリーヌ・ケネディとオナシスの街です。 また機会があれば、モンテカルロ歌劇場でオペラを見て、モナコの夜景を撮影する旅をしてみたいものです。
王宮に近いモナコ大聖堂の祭壇の後ろに、グレース・ケリー王妃とレーニエ3世のお墓が並んでいました。 グレース・ケリー(1929年11月12日〜1982年9月14日)はクールビューティーと呼ばれたハリウッド女優でしたが、カンヌ国際映画祭で知り合ったモナコ大公レーニエ3世(1923年5月31日〜2005年5月31日)と1956年に結婚しました。 そして、長女カロリーヌ、長男アルベール、次女ステファニーらをもうけましたが、52歳の時モナコの高速道路をドライブ中、交通事故により急死しました。
ガイドブックを読んでいたら、コートダジュールでは「鷲の巣村」が有名なんだそうです。 鷲の巣村とは、サラセン人の侵攻を避けるために、山の上などに作られた集落で、100以上あるらしい。 その中でも有名なエズという村がモナコから車で10分くらいとのことで、タクシーで行ってみることにしました。 しかし、このタクシーが見つからない。 モナコ・モンテカルロ駅は山の中にあって、かなり特殊な地下駅になっているのですが、タクシーは駅前の電話で呼ぶシステムです。 しかし僕にとって、電話で、それもフランス語でタクシーを呼ぶなどということは不可能です。 モナコのような観光の街で、駅前にタクシーが一台も無いなんて考えられません。 後から考えると、ホテルに行ってみるという手はあったかもしれません。
駅前のバス停でひょっとすると通るかもしれないタクシーをぼーっと待っていたら、ニース行きの100番のバスがやってきました。 そこでエズは諦めて、バスに乗りました。 これが不幸中の幸いで、コートダジュールの海岸線の変化に満ちた美しさを楽しむことは出来ました。
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