『パリ お墓とオペラの旅』 2011年4月30日(土)
9)パリオペラ座
(ガルニエ宮)
  
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 今回の旅行の間、オペラ座(ガルニエ宮)では公演がありませんでした。
 4月29日まではバレエ「マッツ・エック」があったのですが、次は5月5日の「ボリショイバレエ」なんですね。
 日本のゴールデンウィークを何だと思っているのでしょう (^_^; 。

 僕は後半だけでも見ることが出来るかと思って4月29日のチケットを確保していたのですが、フランクフルト → パリ便が遅刻して、チケットは紙切れになってしまいました。
 
 でも、内部見学だけでもしなくてはなりません。
 正面から見るパリオペラ座は輝くばかりに美しい建物でした。
 
 内部見学の入口は裏側にあって、この建物を設計したガルニエの胸像が建っていました。
 
正面から見るパリオペラ座 裏側にあるガルニエの胸像
 

 見学はガイドツアーもありますが、外国語の説明なんて分かりませんから、チケットを買って勝手に駆け足で一回りしました。
 正面入口に座っているのは、左はリュリ、右はグルックです。
 ロビーも階段も、不必要なほど華麗な装飾です。
 これこそがオペラ座というものなのだ、とヨーロッパの伝統に圧倒されます。
 
左がリュリ、右がグルック  


 二階のロジェ席から劇場内部を見ることが出来ました。
 ガイドツアーだと座席に座ることが出来るようです。

 パリオペラ座といえば、もちろんミュージカル《オペラ座の怪人》。
 あの舞台に立って歌うクリスティーヌを、あの貴賓席でラウルが見ていたのですね (^_^) 。
 そして、このシャンデリアが落ちてくるんですね。

あの舞台に立って歌うクリスティーヌを あの貴賓席でラウルが見ていた
ガイドツアーの人々 シャガールの天井画


 愛知オペラさんから貴重な体験談をコメントしていただきました (^_^) 。

 自分の席は、「ラウルがいた貴賓席」の下のボックスでした。
 案内係に鍵を開けてもらい、中に入ると、赤い内装に、真っ赤なソファが置いてある妖しい控えの間です。
 黒いカーテンで平土間から見えないように仕切ることができ、ガルニエが建って以来、どれだけの愛の行為がここで行われたのかを考えると、クラクラしてくるような部屋です。

 ボックスに入ると、目の前がオケピット、右側が舞台、そして、左側一杯に客席が見えます。
 舞台はそこそこ見えるという感じですが、客席とお客を観察するには最高の場所でした。
 パリらしいボックスでした。
 

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