『パリ お墓とオペラの旅』 2011年5月3日(火)
38)シャンゼリゼ劇場 《イル・トロヴァトーレ》
  
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 今回の旅行、最後の観劇はシャンゼリゼ劇場の 《イル・トロヴァトーレ》です。
 サル・プレイエルから急いでメトロでやって来たのですが、第一幕の演奏中で、しばらく誰もいないロビーで待つことになりました。
 ホールに入りますと、昔ながらの馬蹄形の華麗なオペラハウスで、「やはり本場はこうでなくては」と嬉しくなってしまいます。

 1913年5月29日にシャンゼリゼ劇場のこけら落としの一環として、ディアギレフ率いるバレエ・リュスにより(指揮:ピエール・モントゥー)、バレエ『春の祭典』の初演が行われました。
 この初演は不協和音の連続にヤジが飛び、観客同士が罵り合い、殴り合りあうという、音楽史上で有名なスキャンダルとなっています。
 
シャンゼリゼ劇場 誰もいないロビー
ホール 天 井
  休憩時間のロビー


 《イル・トロヴァトーレ》
 2011年5月3日(火)8:00PM シャンゼリゼ劇場

 指揮:エマニュエル・ジョエル・ホルナク
 ルナ伯爵:アレクセイ・マルコフ
 レオノーラ:エルザ・ファン・デン・ヘーファー
 アズチェーナ:エレナ・マニスティーナ
 マンリーコ:ジュゼッペ・ジパリ

 管弦楽:ボルドー・アキテーヌ・オーケストラ
 合 唱:ボルドー国立歌劇場合唱団

 この上演はコンサート・オペラ形式で行われまして、男性は黒のタキシード。
 僕はこのオペラを知らないし、フランス語の字幕も分からないので、舞台で何が演じられているのか不明でした (^_^; 。

 キャストでは女声の方が出来が良かったかと思います。

 僕が驚いたのは、この公演は今日一日だけで、オーケストラがボルドーのオーケストラだったということ。
 ボルドー・アキテーヌ・オーケストラには名古屋青少年管弦楽団OBの中木健二さんが、チェロの首席奏者としているのではないかな?


 以上で今回の旅行のレポートはお仕舞いです。
 翌日は余裕を持って2時間以上前にシャルル・ドゴール空港に到着したのに、混雑して列が進まず、言葉も出来ないし、フランクフルト行きの飛行機に乗り遅れそうになるという怖い思いをしました。

 しばらくはパリ、というかシャルル・ドゴール空港には近づきたくない思いです。
 

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