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さっそくネクタイをして、チロル州立劇場(インスブルック歌劇場)へ向かいます。 劇場は王宮と向かい合って建っていました。 チロル州立劇場は1654年に建てられた王宮オペラハウスが、1844〜46年に古典主義様式に改造され、1961〜67年の拡張工事を経て現在の形になっているそうです。
インターネットによるチケットの予約はドイツ語だけで、ドイツ語が堪能なお嬢さんにすがりついて予約していただきました。 『神が遣わした人(レ・ミゼラブル)』で、ひたすら感謝しています。 僕がインスブルックに滞在する3日のうちで上演があるのは今日だけ。 演目は『Sweet Dreams』というダンスメドレーで、ヴォーカル付きのジャズバンドの演奏で現代的なダンスが踊られていました。 第一部の最後は録音に合わせて、プロコフィエフのバレエ音楽《ロミオとジュリエット》のバルコニーシーンが踊られ、盛大な拍手が送られました。 前日にはドニゼッティのオペラ 《マリア・ストゥアルダ》 が上演されたようですが、まあ致し方ありますまい。 指揮者のオトマール・スウィトナー氏はインスブルック出身。 北原幸男さんは1985年から1992年まで、専属指揮者を勤められたそうです。 ドイツ語のナレーションがまったく分からないので、第一部だけで劇場を出ました。 劇場前の広場では、カフェの後ろにノルトケッテが見えていました。 夕食は「黄金の小屋根(修復中)」の前のレストランで、チロル名物のクヌーデル(団子)を食べましたが、クヌーデルは苦手です (^_^ゞ。 サラダもチロル名物のようで「Kopfsalat」と黒板に大きく書かれていました。 「頭のサラダ」ってなんだろう? と不思議でしたが、帰国後に辞書で調べたら、サラダ菜の一種のようです。
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