チロル&ザルツブルク 落ち穂拾いの旅
4)ホテル・ゴールデナー・アドラー 2012年4月30日(月)

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 今回の旅ではホテルにこだわってみまして、最初のホテル「ゴールデナー・アドラー(金の鷲)」は1390年創業、600年続く高級ホテル。
 王侯貴族やゲーテやモーツァルトも泊まった歴史的なホテルです。
 ホテルの壁面には今まで泊まった有名人の石板がはめ込まれていて、エンペラーとかプリンセスとかグラーフとか、知らない人の名前が並んでいます。
 
ホテル・ゴールデナー・アドラー(西側) 正面(北向き)
アーケードの中に石板 入口の右側にはめ込まれた石板


 人名は年代順に並んでいるわけでは無く、一生懸命探しまして、次の人々を発見しました。

 1773年 ヴォルフガンク・アマデウス・モーツァルト
 1786年 ヴォルフガンク・フォン・ゲーテ
 1809年 アンドレアス・ホーファー
 1828年 ニコロ・パガニーニ
 1832年 ハインリッヒ・ハイネ
 1923年 ジークフリート・ワーグナー
 1958年 マリア・アウグスタ・トラップ
 1969年 オットー・フォン・ハプスブルク

 ホテルの東側の外壁にレリーフがありまして、帽子をかぶった人がアンドレアス・ホーファー。
 左側の人はユリウス・モーゼンという詩人で、ホーファーを賛美する「アンドレアス・ホーファーの歌」を作詞した人のようです(ドイツ語自信なし)。

ユリウス・モーゼン(?)とホーファー ゴールデナー・アドラーの看板


 レセプションは入口そばにありまして、対応できるのは一人。
 部屋はモダンに改装されていました。

入口そばのレセプション モダンに改装された部屋


 朝食は1階で、有名なゲーテ・シュトゥーベではありませんでした。
 内容はそれほどでも無く、チーズやハムはあってもソーセージが無いのが寂しかったでしょうか。
 でも、これからのホテルもソーセージは、あまり出ませんでしたね。

1階のレストラン 朝 食


 レストランの奥にモザイク画が飾られたコーナーがありまして、1809年チロル独立戦争のリーダー達のようです。
 中央がアンドレアス・ホーファー、左がヨアヒム・ハスピンガー、右がヤコブ・ジーベラー、下がヨセフ・シュペックバッハー。
 アンドレアス・ホーファーはこのホテルの2階から、広場に集まった民衆に向かい、ナポレオンに対する決起を促したのだそうです。
 ホテルの入口を出た向かい(アーケードの中)にアンドレアス・ホーファーの記念碑が嵌められています。
 
チロル独立戦争のリーダー達 アンドレアス・ホーファーの記念碑
 
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