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待っていただいたタクシーで、コスタウンにある「ヒポクラテスの木」に向かいます。 今回の旅行の目的は、「アキレイオン荘」と「ヒポクラテスの木」でした。 タクシーを降りたところに階段があり、階段を上った右手に「ヒポクラテスの木」がありました。
医聖ヒポクラテスは紀元前460年ごろ、コス島に生まれました。 彼の家系は医神アスクレピオスの子孫とも言われる高貴な家系で、彼の父親はもちろん、親戚にも多くの医師がいました。 彼はコス島で教育を受け、各地を遍歴しながら治療をし、後にコス島に戻って弟子達に医学を教えたと言われています。 ヒポクラテスはプラタナスの木陰で弟子達を教えたと言われ、その木は「ヒポクラテスの木」と呼ばれました。 現在の「ヒポクラテスの木」は樹齢500年といわれ、何代目なのでしょうか? 僕は日本の大学病院をすべて回ったのですが、この木の苗を持ち帰り、構内に植えている病院はけっこうありました。 「ヒポクラテスの木」には聖堂(?)があり、昔から聖なる木として大事にされていたのでしょう。 聖堂から時計方向に写真を撮ってみました。 6時の位置にある水道管は、昔は泉だったのでしょうか?
コスタウンの他の見所としては「騎士団の城」でしょうか。 コス島防御のために、聖ヨハネ騎士団によって完成されましたが、この城を造るためにアスクレピオンから多くの石材が流用されたそうです。
あとは史跡の写真を並べておきましょう。 大理石ばかりだし (^_^; 。 説明はガイドブックでお願いします。 考古学博物館が休館だったのは残念でした。 中に有名なヒポクラテス像があるはずなんです。 考古学博物館前の広場はスケートリンクになっていました。
これで『ギリシャ/后妃エリザベートと古代医学の旅』はおしまいです。 19:05発の飛行機の時間まで、今日も長い時間を空港で過ごしました。 コス空港は雨漏りがして、バケツが並べられていました。 |