ギリシャ/后妃エリザベートと古代医学の旅
15)コス島 『アスクレピオン』 2014年1月3日(金)

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 ギリシャ旅行も最後の日になりまして、今日は医聖ヒポクラテスが活躍したコス島を訪れます。
 
 空港そばのソフィテル・ホテルはさすがに朝が早く、朝食は5時から。
 それでも7:00出発の飛行機なので、ゆっくり食事はできませんでした
 
 
 
 7:00アテネ出発、7:55コス島到着。
 昨日のコルフ島(ケルキラ島)はギリシャの西北の端にありましたが、コス島は逆にギリシャの東南にあり、トルコはすぐそばです。

 コス空港からタクシーで、コスタウンへの途中にある『アスクレピオン』に到着しました。
 と、運転手さんが「コスタウンに行くのなら待っていようか?」と言ってくれるわけです。
 アスクレピオンの駐車場には、他にはネコがいるだけ。
 『地球の歩き方』に書かれている「観光トレイン」にも乗ってみたかったし、迷ったのですが、運転手さんの言葉に従うことにしました。

 後で分かったのは「観光トレイン」は冬は休業だったということ。
 いや〜、危ないところでした (^_^; 。
 『地球の歩き方』にもしっかりしてもらわないと、遭難者が出ますよ。 
 
 駐車場から細い道を行くと、事務所があり、おじさんからチケットを買います。
 
コス空港からタクシー アスクレピオンへの道
事務所でチケットを買う 入口
 
 
 『アスクレピオン』はコスタウンから4kmの山の中にある医神アスクレピオスの神殿です。
 前にも書いたように、古代ギリシャではアスクレピオスの神殿は総合病院でした。
 コス島の神殿は紀元前300年頃に建てられたものと言われ、コス島に生まれた医聖ヒポクラテスもこの神殿で医師として診療や教育に当たったそうです。
 
 『アスクレピオン』は広大な敷地を持つ神殿で、12月31日に訪れたエピダウロスのアスクレピオス神殿(こちらが本拠地だったとか)より、ずっと保存状態が良い。
 最上階(3階?)まで登るとエーゲ海を背景に、神殿史跡の全容を見渡すことが出来ました。

 この広大な『アスクレピオン』にいるのは僕一人で、ちょっと怖かったですね。
 アキレイオン荘といい、一人で観光することが多い旅でした。
 
アスクレピオン 中央の階段を登る
ギリシャ風の円柱  
エーゲ海を背景に ギリシャ時代のアスクレピオン

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