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続きまして、街の西の端にある新要塞(ネオ・フルリオ)を目指します。 新要塞から見渡すコルフ市街と旧要塞は、コルフの代表的な観光写真となっています。 ところが、旧要塞は鍵がかかって、お休みでした (;o;)。
しかたがないので、世界遺産であるコルフ旧市街を散策して、聖スピリドン教会を訪れます。 聖スピリドン教会はケルキラ島の守護聖人である聖スピリドンを祀ったギリシャ正教の教会で、祭壇の右側の部屋に聖スピリドンの棺がありました。
これでコルフ旧市街の観光はおしまい。 タクシーに乗ってカノニを訪れます。 カノニの展望台から見るネズミ島とヴラヘルナ修道院の景色は有名らしく、絵葉書やポスターがいっぱい売られていました。 ネズミ島はオデュッセウスを故郷のイタケ島に届けたパイアケス人を、怒ったポセイドンが石に変えてしまったものだと『オデュッセイア』に書かれているそうです(地球の歩き方)。 空港へ向かう海岸から見たコルフ旧市街は素晴らしい景色でした。 どうも、后妃エリザベートが滞在し、ミュージカル《エリザベート》の舞台となったモン・レポ宮殿はこの近くにあったようなんですよ。
ゆっくりレストランで食事でもしようかとやって来た空港ですが、中はがらんどうでオフィスもカフェも閉まったまま。 すきま風が吹いています。 飛行機の本数が少ないので、飛行機が来るときだけオフィスやカフェが開くんですね。 アテネへの飛行機は21:15発。 それまでの4〜5時間、巨大な空間にいるのは僕一人。 時々お掃除のおばさんが通ったりします。 この時間が、今回の旅行で一番疲弊した時間でした (^_^; 。 |