東海道巡り(1) 舞坂宿 (03/7/20)

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◇東海道巡り・舞坂宿 (03/7/20)

 浜名湖はかつて海とは隔てられた淡水湖でした。
 しかし、室町時代・明応7年(1498)8月の大地震により、一部が海と通じるようになりました。
 その部分を「今切(いまぎれ)」と呼び、江戸時代の東海道では「今切の渡し」として、舞坂と新居の間を2時間かけて船で渡っていました。

舞坂宿の松並木 舞坂宿脇本陣


 舞坂宿は東海道30番目の宿場です。
 浜松市方面から舞坂町に向かうと、町の手前に約700mにわたり松並木が続いて、東海道らしい雰囲気を出しています。
 舞坂宿の見所は「舞坂宿脇本陣」です。
 脇本陣は、通常は旅籠として営業し、大名行列などが重なったりした場合などに本陣の代わりを務めました。
 舞坂宿の脇本陣は1838(天保9)年に建築された茗荷屋(みょうがや)で、江戸時代の建物を解体修理する復元工事が行われ、平成9年から一般に公開されています。
 奥行きの深い大きな建物で、特に建築時の姿をとどめる書院棟にある上段の間は、庭に面した立派な部屋でした。

脇本陣・上段の間 浜名湖に面した北雁木

 脇本陣から東海道を真っ直ぐ進むと、浜名湖にぶつかります。
 そこを右に曲がり、約200mほど行くと、道の左の空き地に北雁木(きたがんげ)がありました。
 雁木とは「今切の渡し」渡船場で、舞浜宿には北雁木、本雁木、南雁木の3箇所が建造され、北雁木は身分の高い武士・公家用、本雁木は武家用、南雁木は庶民・荷役用と区別されていました。 
 現在は北雁木に石垣が残るのみとなってます。

 弁天島を渡って、新居宿に向かいます。
 
 
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