高遠 と 絵島 と 杖突峠 (1) 高遠  03年10月26日(日)
 
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 晴天だったので、かねてから行きたいと思っていた木曽駒ヶ岳ロープウェイを目指し出発しました。
 恵那山を正面に見る中央道は渋滞しておりまして、原因は三重衝突でした。
 空は晴れ、南アルプスはくっきり見えているのに、中央アルプスは雲がかかっています。
 仕方がないので、もう少し足を延ばし高遠に行くことにしました。

中央道渋滞の原因は 事故だった


 桜の季節には人で溢れる高遠城趾ですが、もう木の葉も散っていました。
 高遠城で有名なのは武田信玄の五男、仁科五郎信盛。
 信玄の時代には天下制覇を目指した武田家ですが、攻め寄せる5万の織田信忠軍に、まともに戦ったのは、3千の兵で徹底抗戦し全滅した信盛だけ。
 本丸跡には信盛を祀る新城神社がありました。
 近くの山の間から中央アルプス(木曽駒ヶ岳)と南アルプス(仙丈ケ岳)が少しずつ見えました。

桜で有名な高遠城 今日は葉っぱも散っている
数千の兵がここで死んだ 仁科信盛を祀る新城神社
中央アルプス駒ヶ岳は雲の中 こちらは南アルプス仙丈ケ岳


 江戸時代のお殿様には保科正之(徳川秀忠の子・会津藩祖)などという大物の名も見られますが、長く治めたのは内藤氏3万3千石。
 現在の新宿御苑は内藤家の屋敷の一部で、その北側に甲州街道に沿って造成された宿場「内藤新宿」は新宿副都心となっています。

 昼食は「華留運(けるん)」の高遠そば。
 大根おろしと焼き味噌のつゆでいただきます。
 高遠の町はひっそりとしていたけれど、この店は繁盛していました。

華留運(けるん) 高遠そば


 おみやげは高遠まんじゅう。
 餡がぎっしり詰まった薄皮まんじゅうです。
 「亀屋」と「あかはね」を較べてみましたが、「亀屋」の方があっさり味。

高遠まんじゅう・亀屋 左が「亀屋」、右が「あかはね」
 
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