多摩紀行(5) 調布市 近藤勇生家跡
2004年4月11日

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 竜源寺から西へバス停一つくらいで調布市に入り、すぐに「近藤勇生家跡」がありました。
 勇は宮川久次郎の三男に生まれました。
 生家は豪農だったそうで、広大な敷地を持っていたようです。
 現在残っているのはその端に当たる部分で、近藤勇が産湯を使ったという井戸が残っていました。

 近藤勇の実父、宮川久次郎は、この広い屋敷に天然理心流の道場を持っていました。
 勇が近藤周助に見込まれ、16才で天然理心流宗家に養子に入った後、この宮川家は出稽古先として大いに賑わいました。

街中に幟がはためく 近藤勇の生家跡
近藤勇が産湯を使った井戸 近藤道場撥雲館

 生家跡の向かいに「近藤道場撥雲館」が建っていました。
 勇の娘婿であり近藤家を継いだ勇五郎は、天然理心流宗家を継承し、維新後に納屋を道場に改築しました。
 この道場は山岡鉄舟により「撥雲館」と名付けられました。
 何度か取り壊しの危機がありましたが、門人達の熱意により、移築されながら現在に至っています。
 

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