2004年10月31日(日)
帝国劇場 《ミス・サイゴン》

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 今回の《ミスサイゴン》再演は、クアトロキャスト。
 キムやエンジニアが4人ずついるわけで、全員を見るためには何回も帝国劇場に通わなくてはなりません。
 そんな東宝の作戦に引っかかって、今回が3日目、5&6公演目の観劇です。
 これで一応全キャストを見ることが出来ました。

 天気は快晴ではなかったのですが、浜名湖のあたりから富士山が見えてきました。
 積雪の見える山頂には帽子の形をした傘雲がかかっていました。

 新幹線の中から富士山と富士川鉄橋の写真を撮るのは大変です。
 あっという間に通り過ぎてしまいますから。
 今回はまあ上手くいった方でしょうか。

浜名湖のあたりから 富士山が見えた
富士川鉄橋 帽子形の傘雲

 開演前に時間があったので、帝劇隣の出光美術館に入り、古伊万里展を駆け抜けました。
 ムンクの画が3枚展示されていましたが、有名な「叫び」とは異なり、爽やかムードの画でした。

出光美術館 皇居方面
帝国劇場 キャスト表


 一ヶ月ぶりの《ミスサイゴン》ですが、別所さんや井上さんが別人のように良くなっていたのには驚きました。
 知念、別所、泉見、高橋の4人は10月で降板。
 ソワレの後で挨拶がありました。

 一応全キャストを制覇したので、もう一度見てみたい順番に並べてみました。

エンジニア
 1)筧 :毎回の舞台に新しい驚きがあって面白い。
 2)別所:歌唱力と意外性とのバランスがとれている。
 3)市村:正当派の実力派。幕の内弁当みたいで意外性がない。
 4)橋本:無理をしている感じ。(ただし、見たのは一月前)

キム
 1)新妻:演技プランも歌唱力も素晴らしい。世界に通用するキム。
 2)笹本:新妻タイプだが、一回りスケールが小さい。
 3)知念:まあいいんだが、時々限界を感じる。
 4)松 :大物すぎて、キャラクターが合っていない印象。

クリス
 1)石井:熱唱派。
 2)井上:最初に較べ、アメリカ兵らしくなっている。
 3)坂元:クリスにしては、ちょっと地味。

ジョン
 1)坂元:ジョンならいいんだ。園岡さんタイプ。
 2)石井:「ブイドイ」でリズムを崩すところが気になった。
 3)岡 :ファンなんだが、ちょっと堅い。役に幅がない。
 4)今井:年齢がね‥‥。

エレン この役は全般に弱いと思いました。
 1)石川:優しそうだったから。
 2)高橋:優しくしようとしているが、本当は怖そう。
 3)ANZA:好みではない。

トゥイ 初演の時は怒鳴っているばかりの怖い人だと思っていたんだが‥‥。
 1)泉見:キムを愛し祖国のために戦ったいい人なのに気の毒。
 2)tekkan:泉見さんが良すぎるからね。
 
 
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