2004年12月31日(金) 九州三都紀行・佐賀(1) 佐賀城趾 高伝寺 |
佐賀のホテルは「ホテルオークラ佐賀」。 お城に面したホテルで、窓からお堀が見えました。
◇ 佐賀城趾 佐賀藩は、鍋島直茂を藩祖として初代勝茂から十一代直大(なおひろ)まで約260年、鍋島36万石として明治維新まで続きました。 佐賀城は龍造寺隆信の居城村中城を、初代藩主鍋島勝茂が改築したもの。 明治7年(1874)に征韓論に破れて下野した江藤新平が佐賀の乱を起こし、反乱軍が立てこもった佐賀城は政府軍の砲撃のため破壊され、江戸時代の建物としては僅かに鯱の門などが残るにすぎません。 佐賀城趾は広大な敷地に広いお堀を持った、実に立派なもの。 「佐賀城本丸歴史館」は、幕末期の佐賀城本丸御殿の一部を忠実に復元して建てられたもので、木造復元建物としては日本最大の規模を誇っています。 2004年8月の開館以来多くの観光客を集めているそうですが、大晦日のこの日は休館となっており、残念でした。 鍋島藩といえば武士の心得をまとめた「葉隠」が有名です。 「葉隠」は、鍋島藩士の山本常朝(じょうちょう)が口述して、田代陳基(つらもと)が記録したもの。 「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」の文言は余りに有名です。
◇ 高伝寺 高伝寺は鍋島家の菩提寺です。 鍋島家・竜蔵寺家墓地は、明治4年(1871年)鍋島家当主直大が各地に散在する墓を改葬整備したもの。 竜蔵寺家並びに鍋島家歴代の墓が整然と並んでいます。
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