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◇天城トンネル 旧道に入り、つづら折れの道を上っていくと、目指す天城トンネルはありました。 かつての茶店は休憩所と公衆トイレになっておりました。 このトンネルは下田街道の改良工事一環として、明治三十七年に完成しました。 全長445.5メートル、幅員4.1メートル。 トンネル両端の抗門及び内部全体が切石積で造られた、実に立派なトンネルです。
「伊豆の踊子の旅」はここからが始まりです。 かつて踊り子たちが歩いた天城トンネルは車で通り抜けが出来まして(すれ違いは怖かったですが‥‥)、湯ヶ野・下田方面を目指します。 旧道からは険しい伊豆の山並みが見渡せました。 「河津七滝ループ橋」は有名です。
◇河津七滝(かわづななだる) 河津川の源流、天城の原生林に囲まれて約1キロにわたり北から釜滝、エビ滝、蛇滝、初景滝、カニ滝、出合滝、大滝と並ぶ「河津七滝」。 河津では滝のことを「垂水(たるみ)」と呼んでいたため「ななたき」ではなく「ななだる」と呼んでいます。 それほどスケールの大きい滝ではありませんが、観光客は多くいました。 河津七滝の遊歩道と初景滝に「踊り子と私」の像がありました。 踊り子たちは河津川の渓谷に沿って、湯ヶ野温泉まで三里の道を下ったのでした。
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