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◇ 巴淵(ともえぶち) 旗挙八幡宮から巴淵までは遠かった。 木曽川にかかる葵橋を渡ると小公園があり、桜とシバザクラがきれいでした。 巴淵は木曽川が山吹山の麓を曲流し深い淵となった部分で、案内板によれば水流が巴を作って渦巻いていたとのことです。 伝説ではこの淵にすむ龍神が巴御前として生まれ変わり、義仲の生涯を守り続けたといわれています。
◇ 宮ノ越宿 駅の近くの旧中山道を南(木曽福島方面)に歩くと、宮ノ越宿の中心部になります。 しかし町中に人通りはなく、いかにも寂れてしまっています。 そもそも木曽谷の平地の幅は狭く、2〜300メートルしかありません。 主要産業である林業が衰退していく中で、この町の立て直しは難しいと考えざるを得ません。 本陣跡の立て札によれば「江戸より六十六里三十五丁、京へ六十八里二十二丁」とのことで、宮ノ越宿はちょうど中山道の中央に当たります。 宮ノ越宿は4町34間(450m)ほどの長さでしたが、明治16年の大火のため江戸時代の建物は残っていません。 街道沿いの家々には、表札の隣に江戸時代の宿屋(おそらく)の名前がかかっていました。
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