初めて《RENT》を観る方に(その4)

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◇ 初めて《RENT》を観る方に(その4)

 第二幕は手短かに行きましょう (^_^;。

 第二幕では冒頭『シーズンズ・オブ・ラブ』が歌われた後が分かりにくいでしょうか。
 時は大晦日の深夜(新年まで3分半)。
 彼らはベニーによって締め出された自分たちの部屋に入ろうとしているわけです。
 しかし、ドアはベニヤ板が打ち付けられチェーンが巻かれ、手の打ちようがありません。
マーク、モーリーン、ジョアンヌの3人は、ロープを使って窓から入り込むという『スパイダーマン作戦』を始めます。

 残されたロジャーとミミのところにジェームズ・ボンドの格好をしたコリンズとプシー・ガローア(ボンド・ガールの1人)の格好をしたエンジェルがやって来ます。
 エンジェルは、小型のバーナーを用意してきています。
 彼らはカウント・ダウンにあわせてドアを壊し、『ア・ハッピー・ニューイヤー!』となるわけです。

 アレクシー・ダーリンはバズライン(TV番組?)の記者で、マークの才能を買ってカメラマンとして契約したがっています。

 第二幕は分かり易いと思うので『What You Own』のところまで飛ばします 。

 マークは自分の意志に反するバズラインの仕事にうんざりしています。
 ロジャーはギターを売って車を買い、ミミと別れてサンタフェ(ニューメキシコ州)に向かいます。
 つまり、この場面で二人は同じ舞台に出ていますが、実は彼らは違う空間に存在しているわけです。
 ニューヨークから離れても、ロジャーの心に浮かんでくるのはミミの姿ばかり。
 そして彼はとうとう自分の歌を見つけ、ロックバンドを始めるためにニューヨークに戻ってきます。
 そしてマークも自分のフィルムを作り上げます。

 『ラストシーンについて』
 ここからは観劇後に読んで下さい。

 ラストシーンでミミが生き返ることに拍子抜けされる方もおられるようです。
 《RENT》の下敷きになっているオペラ《ラ・ボエーム》のミミは肺病で死んでしまうのですから、本来《RENT》のミミもエイズで死ぬべきなんでしょう。
 では、なぜ彼女は復活してしまうのでしょうか?

 ネダーランダー劇場でもらったプレイビルには『これはラーソンの、 AIDS による死を恐れずこの病気との共生を目指そう、という考えによるものではないか』と書かれていました。
 訳に自信ないけど (^^ゞ。
 僕の推測モードですが、作者のジョナサン・ラーソンはミミのことを愛していたのだと思います。
 だから、愛するミミを自分が死なせてしまうことに堪えられなかったのではないでしょうか?
 
 
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