『プッチーニの魅力』
2005年3月30日(水)18:30 しらかわホール

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      『プッチーニの魅力』
  2005年3月30日(水)18:30
       しらかわホール

 第1部はプッチーニの歌曲と《ラ・ボエーム》の第一幕のフィナーレ。
 第2部は《蝶々夫人》のハイライト。

      蝶々夫人:千田恭子・松波千津子
       スズキ:伊藤美知子
    ピンカートン:笛田博昭
    シャープレス:岡本茂朗
       ゴロー:鏑木勇樹
       ピアノ:揃 洋子
       演 出:池山奈都子

 蝶々さんの第一部を受け持った千田さんの細やかな役作りが良かったですね。
 お目当ての笛田さんは一幕の「愛の二重唱」も終幕の「後悔の歌」も同じ表情で、もう少し場面に合った表現を考えていただきたいものです。
 せっかくの声がもったいない。
 しかし、千田さんの演技と笛田さんの声がマッチした「愛の二重唱」は、暗くなった舞台に夕星も出て、なかなかの聴きものでした。
 
 舞台上には椅子が置かれただけで、衣装はタキシードとドレスのコンサートオペラ方式。
 池山奈都子さんはお気に入りの演出家ですが、蝶々さんが自殺した後にスクリーンに蝶々が乱舞したのは興ざめで、ちょっとポイントが下がりました。
 「ハミングコーラス」を千田さんが歌ったのが面白いアイディアかと思いました。
 
 
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