沼尻竜典 & 名フィル 『大地の歌』
05年7月28日(木)6:45PM

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     名古屋フィルハーモニー交響楽団第316回定期演奏会
           グスタフ・マーラー 『大地の歌』

           2005年7月28日(木)6:45PM
           愛知芸術劇場コンサートホール

              指揮:沼尻竜典
            テノール:スコット・マクアリスター
          メゾソプラノ:藤村実穂子

 新しいものに積極的に取り組む沼尻さんの姿勢には好感を持っています。
 今回はバイロイト歌手の藤村実穂子さんの歌も聴けるという楽しみもありました。

 しかし、沼尻さんの音楽は、どうもまとまりが悪く、この曲に関してはまだ手の内に入っていないと感じられました。
 期待の藤村さんも声量に乏しく、メゾらしい深みにも欠け、「これがバイロイト歌手か?」と意外に思われました。
 また、楽譜に首っ引きで歌っているようにも見えました。

 『大地の歌』では、03年11月10日(月)に聴いた「広上淳一 & N響 & 加納悦子」の演奏が天国的な美しさでした。
 あの印象が強すぎるのでしょうか?
 
 
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