ミュージカル映画 『プロデューサーズ』
06年4月30日(日)

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 そのうち見てみたいと思っていた ミュージカル映画『プロデューサーズ』ですが、気が付けば上映映画館も少なくなっておりまして、ドイツ旅行の間にクローズしてしまうかも、という危機感で行ってきました。

 僕が好きなミュージカルは、《ミスサイゴン》や《オペラ座の怪人》のようなオペラに近いミュージカル。

  『プロデューサーズ』のような芝居の多いコメディミュージカルはあまり好みではありません。

 しかし、この映画は面白かった (^_^) 。

  マックス・ビアリストック:ネイサン・レイン
       レオ・ブルーム:マシュー・ブロデリック
            ウーラ:ユマ・サーマン
    フランツ・リープキン:ウィル・フェレル
    ロジャー・デ・ブリー:ゲイリー・ビーチ
       カルメン・ギア:ロジャー・バート

       監督:スーザン・ストローマン
       制作:メル・ブルックス

 原作はメル・ブルックスの映画。
 リトル・オールド・レディから200万ドルの出資金を募り、最低のミュージカルを作ってすぐクローズすれば配当金を払わずにすみ、200万ドルは丸儲け。

 落ち目のプロデューサー、マックスはこの作戦に大人しい会計士レオを巻き込む。
 必要なのは「最低の脚本」「最低の演出家」「最低の出演者」。

 彼らが選んだ脚本は『春の日のヒトラー』。
 やがてオーディションが始まるが‥‥

 何はともあれ、ネイサン・レインを始めとするキャストで、まともな人間が一人もいないところが素晴らしい。
 ブロードウェイでもこの役を演じたネイサン・レインとマシュー・ブロデリックは、まったくの適役。

 また、この映画には、表面だけでは分からない、様々なパロディが隠されているようだ。
 例えば、「アゲイン!」で始まるオーディションは、ミュージカル《コーラス・ライン》冒頭部のパロディで、僕はゲラゲラ笑ったんだが、笑ったのは僕だけ (^_^ゞ。
 反対に、僕には分からないパロディもたくさん隠されていたのだろう。

 「プロデューサーズ用語集」というサイトも発見したし、研究しながら何度も見ていきたい作品ではあります。
 http://members.aol.com/LittleOladyland/words.a.html
 
 
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