ミュージカル 《スウィート・チャリティ》
2006年10月4日(水)6:30PM 名古屋市民会館中ホール

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 ミュージカル《スウィート・チャリティ》は1966年1月29日にブロードウェイで初演され、シャーリー・マクレーン主演の映画(1969年)はボブ・フォッシー初めての映画監督作品で、彼の代表作とされています。

   ミュージカル 《スウィート・チャリティ》
    2006年10月4日(水)6:30PM
      名古屋市民会館中ホール

       脚本:ニール・サイモン
       作曲:サイ・コールマン
       演出・振付:川崎悦子

    チャリティ:玉置成実(たまき なみ)
    オスカー:岡田浩暉
  ヴィットリオ/ビッグ・ダディ:石井一孝
  樹里咲穂 初風緑 赤坂泰彦 岡千絵

 チャリティ・ホープ・バレンタインは、ダンスホールのホステスをしながら、男性との出会いを夢見る女の子。
 ところが現実は男に騙されてばかり。
 そんなある日、彼女は気が弱いが真面目な会計士オスカーと出会い、ホステスである事を隠して彼と付き合うが‥‥

 シャーリー・マクレーンが演じたように、チャリティは行き遅れのオールドミスのイメージだが、それを18歳の高校生が演じるというのだからビックリ。

 その玉置成実さんは歌も踊りも演技もとっても良かった。
 メイクのためかそれほど美人には見えなかったが、辛い現実に立ち向かっていく明るさは、持って生まれた才能だろうか。

 《ビューティフルゲーム》の安良城紅さんや、《スウィート・チャリティ》の玉置成実さんなど、名前も知らなかった若い女優さんの活躍は、僕にとって嬉しい驚きでした。

 オスカー役の岡田さんは、《レ・ミゼラブル》のマリウスだが、せりふが聞き取りにくい。
 この役の設定自体が複雑なので気の毒だが、何をしゃべっているか分からないのは困る。

 スターと教祖を演じる石井さんは、やりたい放題にはじけて、まあ文句なし。

 川崎悦子さんは武富士ダンスの振付け師だそうだが、簡素な舞台装置ながら、才能を感じさせる演出・振付だった。

 この日が東京・大阪・名古屋と続いた公演の千秋楽で、玉置成実さん涙の挨拶があった。
 次は《ミス・サイゴン》のキムで見てみたいかな。
 
 
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