長久手オペラ 《ほほえみの国》
2007年11月11日(日) 3:00PM 長久手文化の家 森のホール

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 フランツ・レハールの《ほほえみの国》という珍しい演目だったので行ってみました。
 バート・イシュルにある「レハール・ヴィラ」には行った事があります。

 長久手町は「小牧長久手の合戦」の古戦場ですが、愛知県立芸術大学がある町でもあります。
 企画・構成・音楽指導・演出・お話の大下くみ子さんは愛知県立芸術大学音楽学部声楽科の教授であり、かつてはヨーロッパの歌劇場で約20年にわたり活躍された方だそうです。

長久手文化の家 エントランス


    長久手オペラVol.17 オペレッタ 《ほほえみの国》
       2007年11月11日(日) 3:00PM
         長久手文化の家 森のホール


   リーザ(リヒテンフェルス伯爵令嬢):伊藤=エンデ晶子
   スー・チョン殿下(中国のエリート外交官):竹田昌弘
 グスタフ・フォン・ポッテンシュタイン伯爵
        (竜騎兵中尉でリーザの幼馴染):永井秀司
       ミー(スー・チョンの妹):松原由美子
    チャン(スー・チョンの伯父):安田 建
         ピアノ:山本敦子、青木園恵
         ヴァイオリン:鳥居愛子

 リーザはスー・チョンと愛し合い、中国に渡る。
 しかし、妻を4人娶るという中国のしきたりに反発し、ウィーンへ帰る。
 スー・チョンは「ここはほほえみの国。悲しみも微笑の下に隠すのだ」と歌う。

 長久手文化の家 森のホールは円形劇場で、オペレッタは平土間席で演じられました。
 舞台装置は机と椅子。
 ストーリーは短縮されており、簡潔なナレーションが付けられました。
 ドイツ語上演字幕なし。
 中国の場面は日本語で演じられました。

 リーザ役の伊藤=エンデ晶子さんが圧倒的に素晴らしかった。
 県芸出身で、ドイツの歌劇場で活動しているらしい。

 スー・チョン殿下の竹田昌弘さんは関西二期会のプリモテノール。
 長久手町は2005年に愛知万博が開催された町でもあります。
 大手建設会社の社員である竹田さんは、マンモス館の設計に当たり、長久手町に長期滞在し、その間につながりが出来たらしい。

 他のキャストも好演でしたが、中でもコケティッシュな松原さんが頑張っていました。
 大下さんの演出もしっかりしたものでした。
 
 
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