ダニエル・ハーディング指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団
2009年3月12日(木)6:45PM 愛知芸術劇場コンサートホール

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  僕は「オーケストラの演奏会はオペラに較べると自由度が少なく、誰を聴いても同じだ」と思っておりまして、一時興味を失っておりました。
 その僕にとって、01年11月に聴いたダニエル・ハーディングの『ブラ3』は衝撃的でした。
 「オーケストラにもまだこんな可能性があったのか!」という驚き。

 そのハーディングの久しぶりの演奏会なら、行かなくてはなりません。
 オーケストラが新日フィルだとは、会場に行ってから知りました。
 外国のオーケストラだと思っていた (^_^; 。

    ダニエル・ハーディング指揮
  新日本フィルハーモニー交響楽団
  2009年3月12日(木)6:45PM
   愛知芸術劇場コンサートホール

 仕事の関係で、前半の『皇帝』(ピアノ:若林顕)はパスしまして、後半の『英雄』だけ聴きました。

 僕はアマチュアオーケストラ時代にベートーベンのシンフォニーは4番以外はすべて演奏したことがあるんですが、『英雄』が彼の最高傑作だと思っています。
 演奏時間は長いけれど、すべての部分が充実していて無駄がなく、退屈しないんです。
 聴いていると疲れるけれどもね (^_^ゞ。

 ハーディングの演奏は、予想どおりヴィヴィッドなものでした。
 ただ、ベートーベンの作品だとブラームスほどの自由度はないようです。

 ひな壇の最後列に並べられた3人のホルンが大活躍。
 大活躍が目立つのが良い演奏なのかアンバランスなのか、判断が難しいところです。

 6月6日(土)にはティエリー・フィッシャー&名フィルの『英雄』が予定されており、聴き較べるのが楽しみです。
 
 
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