特定非営利活動法人名古屋尾張地域市民オペラ振興会
第4回公演  モーツァルト作曲 《魔笛》
2009年12月19日(土)5:30PM 名古屋市芸術創造センター

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 名フィル『第九』が終わって、タクシーで芸創センターセンターに急ぎます。
 到着時にすでに序曲は始まっておりましたが、やむを得ないでしょう。

 しかし、受付係が「序曲が終わりましたら、2階席に御案内しますので、こちら(1階ロビー)でお待ち下さい」と言うんですよ。
 おいおい、このホールはロビーから2階まで遠いんだよ。
 待つのなら、2階のロビーだろ?
 などと思っておりましたら序曲が終わり、長い階段を2階に上ります。

 と、指揮者はすぐに第一幕を始めてしまいまして、上演中に十数名が2階席にどやどやとなだれ込むことになってしまいました。
 もっと上手な段取りのやり方はあるでしょう。

  特定非営利活動法人名古屋尾張地域
 市民オペラ振興会(略称NCO)第4回公演
     モーツァルト作曲 《魔笛》

  2009年12月19日(土)5:30PM
    名古屋市芸術創造センター

    指揮:山田信芳
    演出:岩田達宗
    ザラストロ:伊藤貴之
    タミーノ:中井亮一
    パミーナ:西畑佳澄
    夜の女王:松波千津子
    パパゲーノ:能勢健司
    パパゲーナ:児玉弘美
    モノスタトス:永井秀司
  オーケストラ:合奏団「レストロアルモニコ」

 《魔笛》というのは僕にとってまったく理解できないオペラです。
 でも全国的に活躍しておられる岩田達宗さんなら、きっとアイディアに溢れた演出をして下さるであろう、と期待して出かけて参りました。

 しかし、これは今までに多く見た岩田さんの舞台でも、出来の悪い部類でした。
 まず、ステージには台が作られただけで、ここがどこなのか、なにをしているのか、まったく分かりません。
 まったく分からないので書くことがありません (^_^ゞ。

 中井亮一さんは、名古屋芸術大学2年生の《蝶々夫人》ゴローから注目しておりました。
 イタリア留学を終え、ますますの活躍が期待されます。
 来年6月には藤原歌劇団 《タンクレーディ》 に出演されるそうです。
 指揮はアルベルト・ゼッダだそうで、これは見に行かなくてはね。

 パミーナの西畑佳澄さんは初めて聴く方かと思いますが、なかなか良かった。
 ただ、パパゲーノと恋人のように見えるのはどうかな?
 それが岩田演出の意図でしょうか?

 夜の女王の松波千津子さんはベテランですが、コロラトゥーラがスラーになっておりまして、難役なんでしょうね。
 3人の侍女(増田美帆、やまもとかよ、近藤にれ)は実力者揃いでした。

 ということを勝手に見極めまして1幕終了後、業界の忘年会に向かいました。
 忙しい年の瀬です (^_^; 。
 
 
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