オペラ歌手集団<樹>Kodachi
ロッシーニ作曲 《絹のはしご》
2010年6月20日(日) 4:00PM しらかわホール

「REVIEW10」に戻る  ホームページへ
  
 
 6月13日の《タンクレーディ》に続く、ロッシーニのオペラ《絹のはしご》観劇です。
 第一部にモーツァルト《皇帝ティトの慈悲》ハイライト(1時間)がありまして、第二部《絹のはしご》は1幕ものとはいえ2時間近い上演時間で、長丁場の観劇となりました。

    オペラ歌手集団<樹>Kodachi
      ロッシーニ作曲 《絹のはしご》
 2010年6月20日(日) 4:00PM しらかわホール

   指 揮:妹尾 樹

   ジュリア(ヒロイン):山田みゆき
   ジェルマーノ(ジュリアの召使い):藤村匡人
   ドルヴィル(ジュリアの夫):宮本佳計
   ドルモント(ジュリアの後見人):伊藤一城
   ルチッラ(ジュリアの姪):市村由香
   ブランザック(ドルヴィルの旧友):安田 健
   ピアノ:森本綾子(?)

 《絹のはしご》は初めて見るオペラです。

 ジュリアの後見人ドルモントはジュリアをブランザックと結婚させようと考えている。
 しかし、ジュリアにはドルヴィルという秘かに結婚した夫がおり、毎夜ジュリアが窓から降ろす絹のはしごを登り、密会を重ねている。

 夫が夜這いするとは、平安貴族の世界でしょうか?
 あまり面白くないストーリーかと思いました。

 ナレーション付きの日本語公演で、歌詞はよく聴き取れませんでしたが、大体何をしているのかは分かりました。
 舞台装置は椅子とテーブルと壁で、演技は紋切り型。

 妹尾さんの指揮は真面目でウキウキ感に乏しく、アルベルト・ゼッダの指揮ならもう少し面白く聴ける曲かと思いました。

 ジュリア役の山田みゆきさんは初めて拝見しましたが、舞台姿も美しく、アジリタの難しいアリアもこなし、良いソプラノかと思いました。

 贅沢を言えば切りがないけれど、ロッシーニの珍しいオペラを名古屋に居ながらにして見ることが出来るとは、嬉しいことではありませんか。
 オペラ歌手集団<樹>Kodachiの皆さまの熱意と御努力に感謝したいと思います。
 
 
「REVIEW10」に戻る  ホームページへ