タリス・スコラーズ
2011年6月9日(木)7:00PM しらかわホール

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 タリス・スコラーズの名前と評判は以前から聞いていましたが、僕には中世のポリフォニー音楽は同じに聞こえて、今までは敬遠しておりました。
 しかし折角の機会なので、後半だけ聴いてきました。

 タリス・スコラーズ~ビクトリア没後400年記念
 2011年6月9日(木)7:00PM しらかわホール
 指揮:ピーター・フィリップス

 バード:聖所にて至高なる主を賛美もて祝え
 バード:アヴェ・ヴェルム・コルプス
 シェッパード:この聖なる儀式にあたり
 タリス:エレミアの哀歌 第1部
 シェッパード:み言葉は肉となりたまい
   == 休憩 ==
 ビクトリア:レクイエム

 プログラムによれば、タリス・スコラーズは1973年にピーター・フィリップスにより創立され、数多くのレコーディングとコンサートを通して、ルネサンス教会音楽においては世界最高の合唱団の地位を占めるに至った、ということです。

 後半のプログラムはスペインの作曲家、トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548~1611年)の『レクイエム』。

 ビクトリアとは初めて聞く名前ですが、マドリッドの王宮に近いラス・デスカルサス・レアレス修道院の楽長となり、最高傑作『レクイエム』は皇太后マリアの死(1603年)を悼んで作曲されたそうです。

 タリス・スコラーズのメンバーは10人。
 予想どおりの透き通った清純な音楽で、特にソプラノパートが印象に残りました。
 

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