菊地裕介 ベートーヴェン ピアノソナタ 全曲演奏会
2011年6月12日(日)6:00PM 中川文化小劇場

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 菊地裕介なるピアニストが、ベートーヴェンのピアノソナタ全32曲を2日で演奏するという企画がありまして、最後のグランドフィナーレに行ってきました。

 この日は10時からメットライブビューイング《ワルキューレ》があって、終了が3時30分。
 十分に疲れましたが、菊地さんはもっと疲れているはず。

 名古屋駅から「あおなみ線」に乗りまして、荒子駅下車。
 中川文化小劇場は荒子駅のすぐそばです。

 この辺りは同じ名古屋といっても、我が家とはちょうど反対側で、ほとんど来たことがありません。
 せっかくの機会なので、観光をしてみました。

 荒子は『利家とまつ』の前田利家出生の地。
 荒子駅前には「前田利家公初陣之像」が建っていました。

 荒子観音は尾張四観音のひとつ。
 荒子城跡には「前田利家生誕の地」の旗が立っていました。

前田利家公初陣之像 荒子観音
荒子城跡 中川文化小劇場


  菊地裕介 ベートーヴェン ピアノソナタ 全曲演奏会
  2011年6月12日(土)6:00PM 中川文化小劇場

 菊地裕介さんは1977年東京生まれ。34歳?
 桐朋女子高等学校音楽科2年の時に(1994年)、第63回日本音楽コンクール 第2位。
 卒業後、渡仏。
 パリ国立高等音楽院ピアノ科に入学後、ジャック・ルヴィエに師事。
 1999年 1等賞で卒業。
 東京芸術大学、東京音楽大学の非常勤講師。

 プログラムによれば、ベートーヴェンのピアノソナタ全32曲を2日で演奏するという試みは、今回が初めてのようです。
 ギネスブックものでしょうか?
 このような機会に立ち会えたことを嬉しく思いました。
 会場は半分くらいの入りでしょうか。

 前半に第29番『ハンマークラヴィーア』が40分。
 後半に30番、31番、32番が演奏されまして60分。
 さすがに楽譜を見ながらの演奏でした。

 僕はベートーヴェン後期の曲は良く分かりませんが、ベートーヴェンにふさわしい演奏かと思いました。
 驚いたのは、最後の曲でもリピートをしていたこと。
 体力ありますね (^_^) 。

 『のだめカンタービレ』に出てくる第31番の第3楽章の序奏は、特に注目しておりました。
 シャルル・オクレール先生は、この曲にあるのは「裏切り」「苦悩に満ちた試練」‥‥最後は疲れ果て心もない、と教えておられました。

 演奏終了後に菊地さんはマイクを持って登場され、「これでピアニストとしての第一歩を踏み出せたか」というような挨拶がありました。
 一度退場されまして、次は客席に登場され (@o@)、挨拶が続きました。
 お母さんも紹介しておられました (^_^) 。
 

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