グレゴリー・セドフ  ピッコロヴァイオリン・コンサート
2011年6月29日(水)6:45PM 宗次ホール

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 ピッコロヴァイオリンコンサートに行ってきました。
 ピッコロヴァイオリンは古楽器かと思って行ったら、NASAの最新技術を使った21世紀の楽器だそうです (@o@)。

 ピッコロヴァイオリン・コンサート
 2011年6月29日(水)6:45PM
 宗次ホール

 ピッコロヴァイオリン/ヴァイオリン
    :グレゴリー・セドフ
 ピアノ:原田綾子

・マスネ:タイスの瞑想曲
・ビゼー:オペラ《カルメン》より 花の歌/占い/ハバネラ
・プッチーニ:オペラ《トゥーランドット》より 誰も寝てはならぬ
・パガニーニ:カンタービレ
・クライスラー:ウィーン小行進曲/おもちゃの兵隊の行進曲
・サラサーテ:サパテアード
   == 休憩 ==
・ラフマニノフ:ヴォカリーズ
・チャイコフスキー:バレエ「眠りの森の美女」より
・ストラヴィンスキー:バレエ「ぺトリューシュカ」より 他

 グレゴリー・セドフはカルコフ音楽院及びサンクトぺテルブルグ国立音楽院修了。
 1995年、米国の著名なヴァイオリン製作者ハッチンス女史によるピッコロヴァイオリンに出会い、この楽器に魅せられ、以来、世界で最初のピッコロヴァイオリン奏者として活躍する。

 プログラムによりますと、ピッコロヴァイオリンとは以下のような楽器です。
 世界的に著名なヴァイオリン製作者で音響学者のC. M.ハッチンス博士は、30 年以上にわたる科学的な実験と研究の末、新しいハーモニーの弦楽器8種を製作。その内、最小で最高音を担うのが、このピッコロ・ヴァイリン。 NASA の技術を応用して作られた0.178 ミリという特殊な弦をE 線に使用することで、通常のヴァイオリンの1 オクターブ高く調弦される。ただ単に高音なだけでなく、独特の伸びと艶がありフルートのような、あるいは優美なソプラノのような新しいサウンドが特徴。21 世紀の新しいアイディアの楽器として世界の巨匠たちも注目している。

 普通の楽器よりオクターブ高いということは、最低音(G)が普通の楽器のD線の3の指になるわけで、その一つ上がAの開放弦。
 つまり、上二本(A,E)の弦の上に、もう2本の弦が付いているわけですね。

 音は甲高いけれど、聴いているうちに慣れてきます。
 弓は普通の弓を使うようです。

 「ヴァイオリンもいつまでも今までの楽器を使うのではなく、進歩(?)する必要があるのかなあ」と思いながら聴いていました。
 

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