サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団
指揮:ユーリー・テミルカーノフ
2011年11月3日(木・祝)2:00PM 愛知県芸術劇場コンサートホール

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 今日は2時から愛知県芸術劇場コンサートホールでテミルカーノフを聴き、しらかわホールで3時から始まるマレイ・ペライア ピアノリサイタルの後半に間に合わせる予定。
 しらかわホールに問い合わせたら、後半の開始は4時5分とのこと。

 この日は名古屋市民会館では名フィル「チャイコフスキー・チクルス」で交響曲第3番が演奏される。
 そして、芸文センター大ホールでは、シルヴィ・ギエムが踊っているという特異日 (^_^ゞ。
 名古屋でコンサートは少ないのだから、バッティングは避けていただきたいものです。

 サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団
 指揮:ユーリー・テミルカーノフ

 2011年11月3日(木・祝)2:00PM
 愛知県芸術劇場コンサートホール

 チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調
 プロコフィエフ:バレエ組曲『ロミオとジュリエット』
                  (テミルカーノフ版)

 登場したテミルカーノフは、歩き方がお爺さんになっていました。
 さすがのテミルカーノフも歳には勝てないのですね。

 チャイコフスキーの5番は、縦の線が合っていないような気がしましたが、それでも自家薬籠中のもの。
 細かいニュアンスの付け方に年期を感じます。

 最後は盛大に盛り上がりまして、「これはブラヴォー!が来るな」と思っていたら、あちこちから「ブラヴォー!」が飛んできました。
 僕は何だか受け狙いのような気がして、あまり好きな曲ではありません。

 後半の『ロミオとジュリエット』では、「ジュリエットが死んだかな?」と思ったら、オーケストラ全員が楽譜をめくって前に戻し、始まったのが『ティボルトの死』。

 ずいぶん昔、ロジェストヴェンスキーがテレビのアンコールで演奏した『ティボルトの死』は怪獣映画のような異様な迫力に満ち、一時ロジェストヴェンスキーは僕のヒーローでした。

 この日のテミルカーノフの指揮は、ロジェストヴェンスキーを思い出させる迫力に満ちたもので、大いに満足しました。
 で時計を見ると3時55分。
 そのままホールを飛び出すと、2階の大ホールからシルヴィ・ギエムを見た人々がぞろぞろと出てきます。
 その人々を掻き分けて、玄関から飛び出し、階段を降りて信号を渡り、タクシーに飛び乗って、しらかわホールに到着したのは4時7分でした。
 
 
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