アナスタシア・チェボタリョーワ ヴァイオリンリサイタル
2012年12月21日(金)6:45PM 三井住友海上しらかわホール

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 2009年8月7日にナイトクラブ・ブルーノートで聴いて、流し目を使うヴァイオリニストだなと嫌な印象も持ったアナスタシア・チェボタリョーワ。
 しかし、ちゃんとしたコンサートホールでも聴かないと不公平かな、と思って聴いてきました。

 アナスタシア・チェボタリョーワ ヴァイオリンリサイタル
 2012年12月21日(金)6:45PM
 三井住友海上しらかわホール

 ピアノ:秋場敬浩(あきばたかひろ)

 ベートーヴェン:ソナタ 第5番 「春」
 サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
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 サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
 アルビノーニ:アダージョ
 バッジーニ/フランチェスカッティ:妖精の踊り
 サラサーテ:カルメン幻想曲

 アナスタシアは1972年、オデッサ生まれというから40歳?
 5歳の時からヴァイオリンを始め、8歳の時、著名なヴァイオリン教授であるイリーナ・ボチコーワに師事する。

 モスクワ中央音楽学校からモスクワ音楽院に進み、1999年同院の修士課程を卒業。
 伝統あるロシアン・メソッドの正統な継承者である。

 1994年の第10回チャイコフスキー国際コンクールのヴァイオリン部門で最高位(第1位なしの第2位)を獲得した。

 ツィゴイネルワイゼンから後半を聴きました。
 アナスタシアは美貌で有名ですから、オペラグラスでじっくり拝見しました。
 そうすると、やはり演奏しながら目は客席を眺めている瞬間があり、「真面目に演奏しているの?」と思ってしまいました。

 「妖精の踊り」は技術的に弾けていないようで、それでもプログラムに載せるところが前向きの姿勢と言いましょうか‥‥。

 「カルメン幻想曲」からアンコール(モノティ、ピアソラなど)に掛けては、なかなか気分の乗った良い演奏かと思い、素直に拍手をしてきました。
 

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