近藤 薫 & 五島史誉 デュオコンサート
2012年4月8日(日)1:30PM 宗次ホール

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 地元出身の若い芸術家による「デュオコンサート」で、チケットはソールドアウト。
 自由席なので開場時間に到着し、席を確保して一安心です (^_^) 。

近藤 薫&五島史誉 デュオコンサート
 シューマンからカーニス、そしてブラームス2つのロマンティシズム
 2012年4月8日(日)1:30PM 宗次ホール

 シューマン:ロマンス
 R.シュトラウス:4つの最後の歌より「春」
 スクリァービン:左手のための小品Op9より「夜想曲」
 武満 徹:妖精の距離
 ピアソラ:鮫
 カーニス:うた(Air)
 = 休憩 =
 ブラームス:ヴァイオリンソナタ第3番Op108
 他

 ヴァイオリンの近藤薫さんは刈谷市出身。
 東海中学、高等学校を卒業し、東京芸術大学に進学。
 2011年から九州交響楽団のコンサートマスターを勤めておられるそうです。

 前にも書いたように東海高校は進学校だけれど、時々こういう才能が出てくるんですね。

 ピアノの五島史誉(ごしまふみよ)さんは大垣市出身で、東京藝術大学附属高校を経て同大学卒業。
 フォルクヴァング音楽大学(ドイツ・エッセン)卒業。
 2006年、カッシーナ・デ・ペッキ国際ピアノコンクール第2位、フィリッポ・トレヴィザーン国際ピアノコンクール第2位。
 現在、中部地方・東京を中心に演奏活動を行っておられるそうです。

 五島さんはシュートカットでスレンダーな可愛い方でした。
 チラシのブラームスの右側に五島さんのサインがあるのが見えますか (^_^) ?

 前半は近藤さんの解説が付きまして、ロマン派から現代への音楽を辿るプログラム。
 スクリァービンの曲はピアノソロで、五島さんの解説によれば、同級生のラフマニノフに対抗心を燃やしたスクリァービンが練習しすぎて右手を痛めてしまい、自分自身のために作曲した曲だそうです。
 初期のロマンチックな曲で、安心しました (^_^; 。

 後半のブラームスも熱く燃えた演奏でした。