セントラル愛知交響楽団第121回定期演奏会
~失恋の涙はじけてソーダ水~
2012年7月13日(金)6:45PM 三井住友海上しらかわホール

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 セントラル愛知交響楽団第121回定期演奏会
   ~失恋の涙はじけてソーダ水~
 2012年7月13日(金)6:45PM 三井住友海上しらかわホール

 ワーゲンザイル:トロンボーン協奏曲変ホ長調
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調
 モーツァルト:交響曲第40番ト短調

 指揮:齊藤一郎
 トロンボーン:松谷聡美
 ピアノ:三輪 郁

 トロンボーン協奏曲は聴いていませんが、ワーゲンザイル(1715~1777年)はモーツァルトにも影響を与えた作曲家だそうです。
 松谷聡美さんは東京音楽大学附属高等学校を経て、桐朋学園大学卒業。
 2000年渡独。ハノーファー国立音楽芸術大学卒業。
 セントラル愛知交響楽団トロンボーン奏者

 本日の楽しみは、初めて聴く三輪 郁さん。
 プロフィールによれば、
 代々音楽家の家系に生まれ、優れた音楽環境の中で育った三輪 郁は、幼少期からピアノに親しみ、桐朋女子高等学校を経て、ウィーン国立音楽大学及び大学院に学んだ。
 三輪 郁は今、もっともウィーンの薫りを伝え得ると思われる日本人ピアニストとして、ウィーン・フィルの首席奏者たちから大きな信頼を得ている。

 期待していた三輪さんですが、曲も演奏も、あまり印象に残っていないのが残念です。
 モーツァルトのピアノ協奏曲22番は長い曲で、ソロ・アンコールはないだろう、もしあっても聴かなくて良い、と思って早めにビュッフェに向かったのですが、ロビーのモニターに映っていたのは齊藤一郎さんとの連弾で、これなら会場で聴きたかった。
 なかなか油断できません (^_^ゞ。
 
 齊藤さんによれば、指揮科のレッスンで20代の頃からピアニストの三輪さんには世話になっているので相性抜群、とのことです。
  ~失恋の涙はじけてソーダ水~ って、そういう意味なのでしょうか?

 メインの交響曲第40番は、いつものようにスケールの大きい堂々とした演奏でしたが、どうして定期演奏会でこの曲を演奏するのか、意図が理解できませんでした。
 アンコールの《劇場支配人》序曲が一番自由度があって、楽しく聴くことが出来ました。
 
 先月のレオシュ・スワロフスキーの演奏会では世界レベルのオーケストラではないか?と思ったセントラル愛知交響楽団ですが、本日はいつものセントラル愛知交響楽団に戻っていました。