セントラル愛知交響楽団第122回定期演奏会
『アランフェス協奏曲』 『スコットランド』
2012年9月1日(土)2:30PM 三井住友海上しらかわホール

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 セントラル愛知交響楽団第122回定期演奏会
 ~風は秋ギターの音色似合う街~

 2012年9月1日(土)2:30PM
 三井住友海上しらかわホール

 指 揮:高橋直史
 ギター:谷辺昌央

 ディーリアス:二枚の水彩画(弦楽合奏)
 ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
 メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調『スコットランド』

 指揮者の高橋直史さんは名古屋市出身。
 愛知県立旭丘高校を卒業後、東京芸術大学指揮科に進んだというプロフィールが珍し い。

 以前、金原聡子さんのレポートにも書きましたが、旭丘高校は県下屈指の進学校。
 東京芸術大学へ進学するのなら、明和高校か菊里高校の音楽科を選ぶのが普通でしょう。

 ミュンヘン音楽大学でズビン・メータの薫陶を受け、2006年よりザクセン州エルツゲビルゲ歌劇場の音楽総監督および同交響楽団の首席指揮者に就任。

 『スコットランド』は力の入った演奏かと思いました。

 ギターの谷辺昌央さんは名古屋生まれ。
 東京大学在学中に東京国際ギターコンクールで首席入賞。
 指揮者は旭丘高校、ソリストは東京大学と、なんだか偏差値が高いコンサートかと思 いました。

 谷辺さんの演奏は落ち着いたものでしたが、この曲はもう少しラテン系の派手な演奏が好みです。

 この定期演奏会で、首席クラリネット奏者にして楽団長の瀬戸和夫さんが引退されま した。
 前身の名古屋シティ管弦楽団から30年近くの演奏活動で、今後は事務局員として活動されるそうです。