バイロイト祝祭 ヴァイオリン・クァルテット
2013年4月8日(月)6:45PM 宗次ホール

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 バイロイト祝祭 ヴァイオリン・クァルテット
 2013年4月8日(月)6:45PM 宗次ホール

・第1ヴァイオリン:ベルンハルト・ハルトーク
 ベルリン・ドイツ交響楽団の第1コンサートマスター。
・第2ヴァイオリン:ミヒャエル・フレンツェル
 78年からシュターツカペレ・ドレスデン第2コンサートマスターを努める。
・第3ヴァイオリン:ウルフ・クラウゼニッツァー
 ニュルンベルクのオーケストラのコンサートマスターなどを歴任後、1980年にニュルンベルク音楽大学の教授に就任。
 1980年からバイロイト祝祭管弦楽団のメンバーとなり、2004年以降その代表委員を務める。
・第4ヴァイオリン:眞峯紀一郎(ヴァイオリン)
 東京で生まれ、5歳の時から松本で鈴木鎮一に師事。松本深志高校卒業。
 70年ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団に入団し、06年、定年退団。

・テレマン:4つのヴァイオリンのための協奏曲 ハ長調
・J.Sバッハ(木村三穂子編):イタリア協奏曲 ヘ長調
・キルヒナー:4つのヴァイオリンのためのエレジー《エッコ・ヴェネツィアーノ》(ワ ーグナーに捧げる)(委嘱作品 2009年)
・ホフマン:4つのヴァイオリンのための四重奏曲
・宮城道雄(木村三穂子編):春の海
・クプコヴィッチ:4つのヴァイオリンのための《ローエングリュン変奏曲》(委嘱作品 2008年)
・番場俊之:4つのヴァイオリンのための《あの空...》( 世界初演・委嘱作品 2013年)
・ダンクラ:4つのヴァイオリンのためのファンタジー《ヴェネツィアの謝肉祭》

 バイロイト祝祭管弦楽団に長年参加している第1ヴァイオリン奏者4名により、2005年夏に結成されたアンサンブル。
 「バイロイト」という名前を冠するのに、ワーグナー関係の曲が少ないのは残念でした。

 バッハの「イタリア協奏曲」から聴きましたが、ヴィヴァルディの「4つのヴァイオリンのための協奏曲」から弦楽合奏をカットしたような印象を受けました。
 このような楽器編成の曲は少ないので、編曲ものや新作委嘱が多くなってしまうのですが、ダンクラの曲(難しそう)が面白く聴けました。

 アンコールは《椿姫》と《魔笛》のメドレー。
 このようなときにワーグナーの作品の編曲があればなあ、と思いました。

 終演後、懇親会に参加させて頂きました。
 何回も来日しておられ、お箸の使い方も日本人より上手です (@o@)。

 数日前までザルツブルク復活祭音楽祭でティーレマン指揮の《パルジファル》を演奏されてきた方や、今年の夏にバイロイト祝祭劇場で演奏される皆さまと、自分が同じ空間にいることが不思議な気持ちでした。