大島莉紗&前田朋子 デュオ・リサイタル
2013年7月15日(月・祝)2:30PM 5/R Hall & Gallery

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 ヴァイオリニスト大島莉紗さんのブログ ~パリ・オペラ座からの便り~ は愛読しております。
 最近では月に一回程度の更新なんですが、我が家の近くでコンサートがあると書かれていてびっくり (@o@)。
 そっそく、行ってきました。

 大島莉紗&前田朋子 デュオ・リサイタル
 ~ウィーンとパリのエスプリ~

 2013年7月15日(月・祝)2:30PM
 5/R Hall & Gallery
 (ファイブアールホール&ギャラリー)
 名古屋市千種区今池1-3-4

・ルクレール:二つのヴァイオリンのためのソナタ第2番 イ長調
・バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 ホ長調
・バルトーク:二つのヴァイオリンのためのデュオより
・バッハ:シャコンヌ
・モーツァルト:二つのヴァイオリンのための鏡カノン第1番 ト長調
・モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」・「ドン・ジョヴァンニ」・「魔笛」より(二つのヴァイオリンのための編曲)

 大島莉紗さんと前田朋子さんは桐朋女子高等学校からの友人だそうで、大島さんはパリオペラ座、前田さんはウィーンで活動しておられます。

 コンサートは前田さんのトークによって進行し、バッハの「無伴奏パルティータ第3番」は前田さん、「シャコンヌ」は大島さんによって演奏されました。

 今まで僕にとって大島莉紗さんは、ネットの世界のヴァーチャルな存在でしたが、実際に拝見した大島さんはスレンダーでハイトーンの方でした。

 演奏された曲の中ではモーツァルトの「二つのヴァイオリンのための鏡カノン」に驚きました。
 この1枚の楽譜は上下どちらからでも演奏することが可能で、その上楽譜を机の上に置いて、二人のヴァイオリニストが向かい合って、各自の方向から楽譜を演奏していくと、ちゃんとした二重奏になるという、モーツァルトの奇跡としか思えない作品でした。
 と思ってネットで調べたら、モーツァルトの作品だと断定はされていないそうです (^_^; 。

 最後にモーツァルトのオペラのアリアが、2台のヴァイオリンで演奏されました。
 モーツァルトの時代、オペラのアリアはこのような形で家庭で演奏され、親しまれたのだそうです。