オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)
指揮:ウラディーミル・アシュケナージ ピアノ:辻井伸行
2013年9月18日(水)7:00PM 愛知県芸術劇場コンサートホール

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 オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)設立25周年記念特別企画

 2013年9月18日(水)7:00PM
 愛知県芸術劇場コンサートホール

 指揮:ウラディーミル・アシュケナージ
 ピアノ:辻井伸行

 ベートーヴェン:バレエ音楽「プロメテウスの創造物」
 ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調
 ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調

 オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の設立二十五周年を記念した全国ツアーです。
 指揮のウラディーミル・アシュケナージは76歳、ピアノの辻井伸行さんは25歳と50歳の違いがあるんですね (@o@)。

 辻井さんの玉を転がすような音色はますます美しく、ショパンの2番とはちょっと渋いけれど、第2楽章以降は名曲の名演奏だと感銘を受けました。
 第1楽章は良く分からない (^_^; 。

 ソロアンコールの曲は知らない曲でしたが、なかなか深い内容を持った曲で、辻井さんの自作かなとも思ったのですが、ショパンの「ノクターン 第8番」でした (^_^ゞ。
 2曲目は「革命のエチュード」で、速いテンポで飛ばします。
 アシュケナージ(第1ヴァイオリンの後ろで立っていた)の前でこのような演奏が出来るとは、なんだか凄いなと思いました。

 アシュケナージは辻井さんの演奏が終わると指揮棒を口にくわえて一生懸命拍手していましたが、早く辻井さんのそばに行って、手を取ってあげてほしいと思いました。
 辻井さんが不安そうに見えましたから。

 ベートーヴェンの交響曲 第7番がまた超名演でした。
 僕はベートーヴェンの交響曲なら楽譜が簡単だから、誰が演奏しても同じだろうと思っているのですが、アシュケナージは特別ですね。
 どこが特別で燃え上がるのか説明できないのが我ながら情けない。
 76歳とは思えないしなやかな動きで、特に腰の振り方が良かったですね (^_^) 。

 アンコールはエルガーの「朝の歌」という曲で、これも名曲の名演奏かと思いました。
 アシュケナージのコンサートは聴くたびに感心ばかりしています。