ハイドン・ロンドンセット ツィクルスⅡ ホーネック&名フィル
2014年2月8日(土)4:00PM しらかわホール

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 名フィルの「ハイドン・ロンドンセット ツィクルスⅡ」の指揮者は、名フィル主席客演コンサートマスターのライナー・ホーネックです。
 この日は朝から雪が積もり、スノーブーツを履いての演奏会回りです。

 ハイドン・ロンドンセット ツィクルスⅡ
 2014年2月8日(土)4:00PM
 三井住友海上しらかわホール

 指揮・ヴァイオリン:ライナー・ホーネック
 
 ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調
 交響曲第94番ト長調 『驚愕』
 交響曲第99番ホ長調

 このツィクルスは、今までまともに聴いたことの無い、ハイドンのロンドンセットを聴かせていただけるという有り難いツィクルスです。
 そして指揮をするのはウィーンコンサートマスターであり、指揮者としても活動するライナー・ホーネックで、ウィーン直伝のハイドンを教えていただけるわけです。

 ヴァイオリン協奏曲はハイドンがエステルハージー侯爵家の副楽長になった、若い頃の作品だそうです。
 ホーネックの弾き振りでしたが、ちょっと作品に魅力がなかったでしょうか。
 
 一方、晩年の2曲の交響曲はいずれも充実した内容を持ち、そしてハイドンらしいアイディアに満ちた魅力的な作品でした。
 ホーネックの指揮はキビキビしたもので、ベートーヴェンを思い出させる、風格のある音楽が聞こえてきました。
 「これがウィーンで演奏されているハイドンなのだ」と納得しながら聴かせていただきました。